令和5年度「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」補助金

subsidy

農林水産省は、令和5年度「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」の公募について発表しました。

輸出の拡大や新型コロナウイルス感染症の拡大を契機とした家庭内消費の拡大、輸入品から国産品への切り替えなど需要構造が変化する中、新たな需要に対応する生産体制の構築を早急に進めていく必要があります。このため、需要の変化に対応し、新品目・品種、新樹形の導入や産地の改革につながる新技術導入など、国際競争力の強化に向け産地を先導する取組に対して支援を行います。

対象品目

・果樹
・茶
・花き

対象事業

(1)ほ場条件整備
園内道の整備やほ場の傾斜緩和、土壌土層改良、排水路の整備によるほ場条件の整備に係る経費への支援。

(2)設備導入
かん水施設や防霜ファン等の災害対応設備、多目的防災網、雨除け設備の導入等に係る経費への支援。

(3)品質向上
有機栽培への転換、茶の棚施設を利用した栽培方法への転換、茶の直接被覆栽培への転換及び輸出向け栽培体系への転換に必要な資材の導入並びに残留農薬分析に係る経費への支援。

(4)技術実証・展示
安定した高品質生産に係る生産技術及びその他新技術の導入に係る実証試験の実施及び新技術等の展示ほの設置に係る経費への支援。

(5)品目等転換検討・調査
より需要のある品目等への転換を図るための市場調査等の実施及び有識者等を交えた検討に係る経費への支援。

(6)伐採・抜根・整地
永年性作物の優良品種等の植栽や園地整理、品目転換等のための伐採(樹体を根元から切断すること)・抜根及び整地に係る経費への支援。

(7)栽培環境整備
品目等の転換後に新たに必要となる生産資材等の導入に要する経費への支援。

(8)植栽
果樹及び茶の優良品種等の植栽等(伐採・抜根・整地後の植栽を含む)に要する経費への支援。

(9)未収益支援
果樹及び茶の植栽等により発生する未収益期間の樹体管理に要する経費への支援。

(10)研修の開催等
新技術の実証や導入後等に行う研修の開催や栽培マニュアルの作成、転換先品目の販路開拓に必要な広報資材の作成等の取組に要する経費への支援。

(11)推進事務
以上の取組を実施するための推進事務に要する経費への支援。

提出期限

2024年1月12日(金)17:00


近年の農業は、高齢化、人手不足、後継者不足、農業所得の減少、食料自給率の向上など、多様な課題を抱えています。

さらに海外情勢の変化により、エネルギー価格や化学肥料価格が高騰しており、さらに厳しい状況に置かれています。

従来の生産構造のままでは継続的な生産が難しいという状況下で、新たな生産構造の確立が重要なテーマとなっています。

一方で、国産の生産物は海外で高い評価を受けており、事業拡大のために海外市場拡大・海外需要開拓が奨励されているところです。

こうした中で農林水産省は「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」により、果樹・茶・花きにおいて、生産体制の変革や、国際競争力の強化を支援しています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 助成金 園芸作物等の先導的取組支援 産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援 補助金
詳細はこちら

令和5年度産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援の公募について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和6年度「農業支援サービス事業育成対策」補助金
2024年1月25日、農林水産省は、令和6年度「農業支援サービス事業育成対策」について発表しました。 農業支援サービス事業体の新規参入及び既存事業者による新たなサービス事業の育成・普及を加速化させるた…
令和6年度「コールドチェーンを支える冷凍冷蔵機器の脱フロン・脱炭素化推進事業」補助金
一般社団法人日本冷媒・環境保全機構は、令和6年度「コールドチェーンを支える冷凍冷蔵機器の脱フロン・脱炭素化推進事業」の公募について発表しました。 エネルギー起源二酸化炭素の排出抑制及び温室効果ガスであ…
「国内肥料資源利用拡大対策事業のうち国内肥料資源活用総合支援事業」第3次公募
農林水産省は、「国内肥料資源利用拡大対策事業のうち国内肥料資源活用総合支援事業」(令和5年度補正予算(第1号))の第3次公募について発表しました。 作物生産において必要不可欠な農業資材の一つである肥料…
【最大500万円補助金】「観光地・観光産業における人材不足対策事業」3次公募
観光庁は、「観光地・観光産業における人材不足対策事業」の3次公募を開始することを発表しました。 宿泊業の人材不足解消に向け、設備投資などの効率化を通じ、人材の効果的な配置とサービス水準向上を強化する取…
「水産物輸出拡大連携推進事業」補助金
2023年11月20日、水産庁は、令和5年度「水産物輸出拡大連携推進事業」の公募について発表しました。 2025年の水産物の輸出額5,568億円目標の達成に向けて、生産者、加工・流通業者と輸出関係業者…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集