創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年12月6日中小企業向けの新型M&Aサービス「M&Aバザール方式」を運営する「M&Aバザール」が8,500万円調達

2023年12月4日、株式会社M&Aバザールは、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。
M&Aバザールは、中小企業向けのM&Aサービス「M&Aバザール方式」を開発・運営しています。
売り手・買い手の双方とも無料でマッチングを行い、その後、M&Aバザールが紹介するFA(ファイナンシャルアドバイザー)が売り手のみを担当し、交渉・進行をサポートするというプロセスを推奨しています。
従来のM&A仲介サービスは、買い手・売り手の双方に手数料がかかるため、売り手が得られる額は双方の手数料が引かれたものになります。
「M&Aバザール方式」は、売り手のみに手数料がかかるため、従来のM&A仲介サービスよりも、売却で得られる額が多くなるというメリットがあります。
今回の資金は、買い手候補のさらなる発掘、マーケティング活動の強化に充当します。
近年、経営者の高齢化に伴い、事業承継や売却などで利用されるM&Aが注目されています。
M&Aは企業・経営者にとって大きなイベントであるほか、そのプロセスも複雑で専門的知識が求められるため、専門家のサポートが欠かせません。
一方、現在主流であるM&Aマッチングサービスは、売り手と買い手の双方の利害を調整し、双方から手数料を徴収しています。これは両手取引であり利益相反に陥りやすいことが指摘されています。
とくに売り手側は弱い立場に置かれやすく、売却額の最大化が難しいという状況にあります。
こうした課題を解決するものとして、M&AにおけるFA(ファイナンシャルアドバイザー)があります。
FAは、売り手・買い手のどちらかにつき、M&Aの交渉・進行を担当し、担当者の利益最大化のために行動します。
M&Aバザールは、M&Aマッチングを無料で行い、売り手にFAを紹介するというモデルにより、会社を高く売るためのM&Aプロセスを提案しています。
M&Aは財務基盤の強化やEXIT戦略として重要です。M&Aを成功させるには、早期から戦略を立て、企業の基盤を整備することが重要だといわれています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、M&Aのメリットや成功パターンについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB FA M&A M&Aバザール ファイナンシャルアドバイザー マッチング 中小企業 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年3月12日、株式会社MaaS Tech Japanは、資金調達を実施したことを発表しました。 MaaS(Mobility as a Service、次世代移動サービス)に関する対外的な情報発…
2020年5月11日、アンター株式会社は、総額約2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 医師の実名制相談サービス「AntaaQA」や、医療者のためのスライド共有「Antaa Sli…
2022年5月9日、イノバセル株式会社は、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 イノバセルは、切迫性・漏出性便失禁、腹圧性尿失禁を治療するための細胞治療薬の研究開発を行っています。 たっ…
2022年10月24日、メディカル・データ・ビジョン株式会社は、株式会社センシングと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 センシングは、非接触型生体情報取得技術(非接触バイタルセンシング技…
2023年3月15日、株式会社帝国データバンクは、「特別企画:首都圏・本社移転動向調査(2022年)」について発表しました。 調査結果 ・首都圏の企業転出超過社数は77社 ・首都圏の企業転出超過社数は…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…