「DXセレクション2024」募集開始

subsidy

経済産業省は、「DXセレクション2024」の選定に向けて募集を開始したことを発表しました。

「DXセレクション」は、デジタルガバナンス・コードに沿った取組を通じてDXで成果を残している、中堅・中小企業等のモデルケースとなるような優良事例を選定するものです。

優良事例の選定・公表を通じて、地域内や業種内での横展開を図り、中堅・中小企業等におけるDX推進及び各地域での取組の活性化につなげていくことを目的としています。

以前は「地方版IoT推進ラボ」に参画している中堅・中小企業等の中から、各ラボが推薦する企業のみを選定対象としていました。

今年度から、日本全国における更なるDX推進を図るため、「DXセレクション2024」においては、多くの中堅・中小企業等からDXに関する優良事例の選定を実施します。

募集期間

2023年11月21日(火曜日)から2024年1月19日(金曜日)(23時59分締切)


経済産業省は、日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があることを指摘しています。これを2025年の崖と呼びます。

DXとは、テクノロジーとデータ活用により、ビジネスモデルや企業そのものを変革し、競争優位性を確立する取り組みのことです。

一方、中小機構の「中小企業のDX推進に関する調査(2023年)」によると、DXに取り組んでいる、あるいは取り組み予定の中小企業は全体の31.2%(前年度比6.4ポイント増加)であり、低い水準にあることがわかります。

そして、取り組む予定はないとしている中小企業は全体の37.2%(前年度比3.9ポイント減)も存在しており、いまだDXの必要性が浸透していないことが課題です。

取り組む予定がない企業の課題としては、「何から始めてよいかわからない」「具体的な成果が見えない」などが高い割合にあるため、中小企業におけるDXの具体的な事例を増やし、さらに公表することが重要です。

「DXセレクション」では、中堅・中小企業DXの優良事例を選定・公表しています。どのような取り組みで成果をあげているのか確認できるため、今後の自社のDXの参考にできるでしょう。

選定企業レポートでは、取り組み概要が「DXによって実現したい経営ビジョン・ビジネスモデル」「デジタル人材の確保に向けた取組」「デジタル技術活用の取組」「成果」の3つの観点、DXのポイントが「DXを進める上での苦労」「DXを進めるために行った工夫」「DXを進めたことによる具体的な変化」の3つの観点からまとめられています。

DXを進めたい中小企業、あるいはDX進めているものの壁にぶつかっている企業はこの資料が良い参考となるでしょう。

デジタル化・DXは企業の成長のために重要な取り組みです。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

また、システム整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 公募
関連タグ DX デジタルトランスフォーメーション デジタル化 中堅企業 中小企業 経済産業省
詳細はこちら

DXセレクション2024を実施します

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

三次元形状処理エンジンを活用した産業用ロボットの自律化を展開する「リンクウィズ」が3,000万円調達
2023年4月6日、リンクウィズ株式会社は、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リンクウィズは、産業用ロボットのティーチングプログラム補正ソリューション「L-ROBOT」、インライ…
DX伴走型支援やDXプラットフォームなどを展開する「INDUSTRIAL-X」が7億円調達
2024年4月10日、株式会社INDUSTRIAL-Xは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 INDUSTRIAL-Xは、独自のDXメソッドに基づいたコンサルティングを主軸とする伴走型…
経営・労務コンサルティングなどを手がける「TRIPORT」と商談アシストプラットフォームを提供する「Umee Technologies」が協業 商談のDX加速へ
2023年5月30日、TRIPORT株式会社は、Umee Technologies株式会社と、全国企業の商談のDXを加速するために協業したことを発表しました。 TRIPORTは、全国の企業を対象に経営…
令和5年度「中小企業地域経済政策推進事業費補助金(地域DX促進環境整備事業)地域デジタルイノベーション実証型」採択結果が発表
2023年7月11日、経済産業省は、令和5年度「中小企業地域経済政策推進事業費補助金(地域DX促進環境整備事業)地域デジタルイノベーション実証型」の採択事業者を発表しました。 地域の企業が抱える課題に…
「ソラメド」が資金調達 手術予定管理AI SaaS「オペプロ」を正式ローンチ
2025年10月23日、株式会社ソラメドは、資金調達を発表しました。 また、手術予定管理AI SaaS「オペプロ」の正式ローンチも発表しました。 「オペプロ」は、手術予定情報を統合し、現場で蓄積される…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集