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医療・福祉を支えるモビリティインフラの社会実装を目指す「mairu tech」が3,300万円調達

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2023年11月13日、株式会社mairu techは、総額3,300万円以上の資金調達を実施したことを発表しました。

mairu techは、予約したい民間救急・福祉タクシーがすぐに見つかるWebシステム「mairu(マイル)」を開発しています。

医療機関・福祉施設・介助者などの利用者と、民間救急や福祉タクシーなどを展開する事業者をスムーズにつなげることを目指しています。

実証実験などを経て、神戸市の協力のもと、医療機関・福祉施設で試験的にサービスの提供を行っています。

今回の資金は、プロダクトのさらなる開発・社会実装の推進に充当します。


日本の救急搬送のほとんどは自治体の消防によって提供されています。

近年の課題として、救急利用者と平均搬送時間の増加が挙げられます。一方で救急医療機関数や救急車台数はあまり伸びておらず、救急の負担が増加しています。これによって救急搬送時に出動可能な救急車が確保できないといったケースが生じています。

民間救急は、緊急性の低い患者を搬送するサービスです。コロナ禍では救急搬送のリソースが逼迫し、中等症や軽症の患者については民間救急が担うことで、消防の負担軽減に貢献しました。

コロナ禍を経て民間救急の力が注目されていますが、民間救急はまだきっちりとした定義がなく、また予約についても全国統一の電話番号がなく、自身で予約し民間救急による搬送を依頼することが難しいという課題を抱えています。

また、介護の領域でも介助が必要な方のための輸送サービスとして福祉タクシーというサービスが提供されています。

福祉タクシーは、利用者に負担がかからないよう、車いすに乗ったままでも乗車可能なタクシーです。高齢者が増加する時代においてさらに福祉タクシーが重要となっていくと考えられています。

一方で福祉タクシーの利用においても事前の予約が必要であり、自身の目的に合った事業者を探す必要があります。

mairu techは、こうした民間救急や福祉タクシーの事業者と利用者をスムーズにつなげることで、よりサービスを利用しやすい世界の実現を目指しています。

事業の拡大には資金調達や、シナジーの見込める企業との連携が重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、創業期の資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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