注目のスタートアップ

ショート動画マーケットプレイスを提供する「Kamilas4am」が資金調達

company

2023年11月6日、kamilas4am株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

これにより、資金調達額は前回ラウンドと合わせ、約5,000万円となりました。

Kamilas4amは、縦型ショート動画コンテンツ制作プラットフォーム「kamilas4am」を提供しています。

トレンドに合わせてテンプレートやクリエイターを選ぶことで、誰でも簡単にショート動画を作れるサービスです。

2023年11月現在、3,500人のUGC(ユーザー生成コンテンツ)クリエイターが所属し、スモールビジネスやスタートアップ向けの縦型ショート動画を制作しています。

フィリピンから事業をスタートし、英語でのサービス展開を中心としてきましたが、日本ブランドや日系企業からの要望に応えるため日本でのサービス展開も開始しています。


TikTokや、YouTubeのショート、Instagramのリールなどの縦型ショート動画は、10代や20代といった若いユーザーの間で特に視聴されています。

この縦型ショート動画は、スマートフォンの縦長画面での閲覧に最適化されたものであり、デジタルデバイスとしてスマートフォンが主に利用される時代において、さらに拡大していくことが予測されています。

また、若いユーザーはInstagramなどのSNSから情報を入手し、サービスの利用やプロダクトの購入などの判断材料にしています。

したがって、企業ではこれらSNSマーケティングの重要性が高まっています。

動画を利用したマーケティングは、一度に伝えられる情報が多い、拡散が見込める、コンバージョン率が上がるといったメリットがあります。

縦型ショート動画が流行する現在、動画マーケティングではショート動画を活用したマーケティングに取り組む企業が増加しています。

一方、動画制作は、資金・スキル・時間を必要とします。そのため、スモールビジネスやスタートアップなどリソースが不足している企業は、自社内で動画を制作することができず、外部に制作を依頼することになります。しかし動画制作は高額な費用がかかるため、充分な施策を実行できないケースも多々あります。

フィリピンはスモールビジネスが多いという特徴を持っています。そしてコロナ禍では実店舗販売が減少し、EC販売が急激に拡大しました。スモールビジネスでもデジタルマーケティングの重要性が高まりました。

kamilas4amは、こうした背景のもと、フィリピンから縦長ショート動画のマーケットプレイスを開始し、現在は多様な国のスモールビジネス・スタートアップの集客や信頼性強化を支援し、同時にアマチュアクリエイターが活躍できる場を提供しています。

動画コンテンツの広がりにより、動画プラットフォームに広告を配信する動画広告市場も拡大しています。また動画は情報量が多いメディアとして注目されており、PR・マーケティングとして取り組む価値が高まっています。「冊子版創業手帳」では、創業期におけるSNSやインターネットを活用したマーケティングのノウハウを詳しく解説しています。

また、マーケティングに取り組むには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB kamilas4am インフルエンサー クリエイター ショート スタートアップ スモールビジネス フィリピン マーケットプレイス 制作 動画 東南アジア 株式会社 縦型ショート動画 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デジタル保険代理店「コのほけん!」を運営する「Sasuke Financial Lab」が12億円調達
2025年6月26日、Sasuke Financial Lab株式会社は、総額約12億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約32億円となりました。 Sasuke Finan…
「SBIホールディングス」と「Preferred Networks」が次世代AI半導体開発等に向け資本業務提携
SBIホールディングス株式会社と、株式会社Preferred Networksは、資本業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表しました。 Preferred Networks(PFN)は、AI技…
建設業界の職人と工事会社のマッチングサービスなどを手がける「助太刀」が「パナソニックホールディングス」から資金調達
2024年7月26日、株式会社助太刀は、パナソニック ホールディングス株式会社から資金調達を実施したことを発表しました。 また、パナソニックHD傘下で、住宅設備・建材の製造・販売を担うパナソニック ハ…
VTuber事業やメタバースマーケティング事業を展開する「Brave group」が「マイナビ」と資本業務提携
2022年9月9日、株式会社Brave groupは、株式会社マイナビと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Brave groupは、グループ会社を通じ、バーチャルIP事業や、メタバース…
飲食店のバックヤード業務をAIで自動化するクラウドサービス「HANZO」シリーズを提供する「Goals」が8億円の銀行借入を実施
2023年4月26日、株式会社Goalsは、銀行借入により8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Goalsは、飲食店向けクラウドサービス「HANZO」シリーズを開発・提供しています。 202…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集