注目のスタートアップ

越境ECの小物輸入貨物のワンストップソリューションを展開する「エスポリア」が5.22億円調達

company

2023年10月11日、株式会社エスポリアは、総額5億2,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

エスポリアは、越境ECビジネスをサポートするため、輸入業、輸出業、倉庫業を展開しています。

輸入事業では、通関・保税・仕分け・配送まで一気通貫でサービスを提供し、さらに自社システムの構築により、スピーディな処理・配送と競争力のある価格を実現しています。

輸出事業では、日本から海外への国際物流サービス(貨物の引取・梱包・通関手続き・航空会社の予約)と、日本メーカーによるアジア6か国を含めた海外へのEC単品貨物の直送物流を行っています。

倉庫事業では、2023年中に大型の自社倉庫を完成させ、テクノロジーを活用し、よりスピーディで正確な配送処理を行うことができる設備を整える計画です。

今回の資金は、東京と関西における自社物流倉庫の確保に充当します。


越境ECとは、EC(ネット通販)を通じ、海外の顧客に商品・サービスを提供するECのことです。

経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、世界の越境ECの市場規模は、2021年に7,850億USドルだったものが、2030年には7兆9.380億USドルと、大幅に成長することが予測されています。

2022年の中国の日本からの購入額は2兆2,569億円(前年比5.6%増)、米国の日本からの購入額は1兆3,056億円(前年比6.8%増)と着実に成長しています。

国内市場は少子高齢化による縮小が見込まれるているため、越境ECを通じた海外市場の開拓は、事業の成長にとって重要な要素のひとつです。

一方、貿易は非常に複雑な取引であり、これまで貿易を行ったことがない事業者にとっては、ハードルの高いものでもあります。

また貿易は非効率的な部分を多く抱えており、近年はテクノロジーの活用による効率化が急激に推進されています。

エスポリアは、テクノロジーを活用し、越境ECビジネスをサポートしています。

ECはコロナ禍において販路開拓や販路拡大のための重要なチャネルとなりました。一方でECにはEC独自の集客ノウハウが存在します。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

また、新たな事業に参入するには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB エスポリア ソリューション ワンストップ 一気通貫 倉庫 国際物流 株式会社 物流 貨物 貿易 資金調達 越境EC 輸入 輸出 配送
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スマホから太陽光発電投資ができる「CHANGE」運営の「チェンジ・ザ・ワールド」が2億円調達
2021年10月29日、株式会社チェンジ・ザ・ワールドは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートフォンから太陽光発電投資を始めることができるアプリ「CHANGE(チェンジ)」を運…
イヌ・ネコ専用の活動量計を手掛ける「PetVoice」が1.5億円調達
2022年10月12日、株式会社PetVoiceは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 PetVoiceは、イヌ・ネコ専用の活動量計「PetVoice」と、データを動物病院…
自然由来のカーボンプロジェクトのためのdMRVソリューションを開発する「Archeda」が資金調達
2025年6月10日、株式会社Archedaは、資金調達を発表しました。 Archedaは、自然由来のカーボンプロジェクトのためのdMRVソリューションを開発しています。 森林・農業・ブルーカーボンな…
独立系VC「ANOBAKA」が戦略子会社「ANOBAKA Human Capital」を設立 出向型留学サービス「CROSS WORK」を開始
2021年7月6日、株式会社ANOBAKAは、戦略子会社である株式会社ANOBAKA Human Capitalを設立し、第1弾サービスとして「CROSS WORK」を開始したことを発表しました。 A…
インバウンド商談SaaSを提供する「immedio」が3.5億円調達
2024年7月17日、株式会社immedioは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 immedioは、インバウンド商談SaaS「immedio(イメディオ)」を提供していま…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集