創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年8月24日「福祉はぐくみ企業年金基金」を中心に企業年金制度の導入・設計をサポートする「ベター・プレイス」が3.8億円調達
2023年8月23日、株式会社ベター・プレイスは、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
ベター・プレイスは、「福祉はぐくみ企業年金基金(はぐくみ基金)」の導入設計・サポートや、企業型確定拠出年金導入設計・サポート、企業年金DXシステム「はぐONE」の提供、福祉業界向けシフト勤務表自動作成システム「Work/Life」を展開しています。
今回の資金調達により、地方銀行との提携を強化し「はぐくみ基金」の普及を全国に拡大していきます。また、企業年金導入のオンライン完結化を行い、世代・業種・性別・企業規模・居住地域を問わずさまざまな層の人びとの資産形成を後押ししていきます。
「福祉はぐくみ企業年金基金(はぐくみ基金)」は、2018年に導入された新たな企業年金制度であり、保育や介護など社会の進歩に貢献する人々の資産形成や福祉を支援する役割を果たしています。当初は福祉分野向けに構築された制度でしたが、現在では福祉業界以外の法人にも幅広く採用されています。
「はぐくみ基金」の特徴として、加入者の元本が保証される点、一流の生命保険会社が運用を担当している点、経営者や役員も参加可能な点、退職時に支給される点(確定拠出年金や同様の制度と異なり老後支給ではない点)、そして育児や介護休業時など、柔軟なタイミングで支給を受けられる点が挙げられます。
さらに、資産の大部分を元本保証や安定運用ファンドに投資し、複数の主要国内生命保険会社に運用を委託することで、リスクを最小限に抑えています。
企業にとってのメリットは、実質的な掛金負担がないため導入が容易であり、節税や社会保険料の軽減が期待できる点が挙げられます。
こうした多くの利点から、2023年7月末現在で、1,386の事業所が加入し、合計45,722人の加入者がいます。
ベター・プレイスでは、「はぐくみ基金」の導入支援事業を展開しており、地方銀行との連携を深化させ、中小企業を対象に導入を積極的に推進していく方針です。
事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | DC Work/Life サポート はぐONE はぐくみ基金 ベター・プレイス 企業型確定拠出年金 企業年金 導入 導入支援 支援 株式会社 福祉 福祉はぐくみ企業年金基金 管理 設計 資産形成 資金調達 運営 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年3月18日、株式会社STANDING OVATIONは、株式会社ジンズホールディングスと、株式会社トレジャー・ファクトリーからの増資およびWebメディア「lamire(ラミレ)」の事業譲渡に…
2020年5月25日、インテグリカルチャー株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました 独自開発の低コスト細胞培養技術「CulNet System」を用いた様々な事業展開を推進していま…
2020年5月21日、株式会社KINCHAKUは、株式会社ギフティと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、「九州オープンイノベーションファンド」を引受先として、資金調達を実施したことを…
2022年10月13日、HILO株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構による2022年度「研究開発型スタートアップ支援事業/シード…
2023年1月31日、株式会社KOALA Techは、資金調達を実施したことを発表しました。 KOALA Techは、九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センターで実現された、有機半導体レーザーダ…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…