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「福祉はぐくみ企業年金基金」を中心に企業年金制度の導入・設計をサポートする「ベター・プレイス」が3.8億円調達

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2023年8月23日、株式会社ベター・プレイスは、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ベター・プレイスは、「福祉はぐくみ企業年金基金(はぐくみ基金)」の導入設計・サポートや、企業型確定拠出年金導入設計・サポート、企業年金DXシステム「はぐONE」の提供、福祉業界向けシフト勤務表自動作成システム「Work/Life」を展開しています。

今回の資金調達により、地方銀行との提携を強化し「はぐくみ基金」の普及を全国に拡大していきます。また、企業年金導入のオンライン完結化を行い、世代・業種・性別・企業規模・居住地域を問わずさまざまな層の人びとの資産形成を後押ししていきます。


「福祉はぐくみ企業年金基金(はぐくみ基金)」は、2018年に導入された新たな企業年金制度であり、保育や介護など社会の進歩に貢献する人々の資産形成や福祉を支援する役割を果たしています。当初は福祉分野向けに構築された制度でしたが、現在では福祉業界以外の法人にも幅広く採用されています。

「はぐくみ基金」の特徴として、加入者の元本が保証される点、一流の生命保険会社が運用を担当している点、経営者や役員も参加可能な点、退職時に支給される点(確定拠出年金や同様の制度と異なり老後支給ではない点)、そして育児や介護休業時など、柔軟なタイミングで支給を受けられる点が挙げられます。

さらに、資産の大部分を元本保証や安定運用ファンドに投資し、複数の主要国内生命保険会社に運用を委託することで、リスクを最小限に抑えています。

企業にとってのメリットは、実質的な掛金負担がないため導入が容易であり、節税や社会保険料の軽減が期待できる点が挙げられます。

こうした多くの利点から、2023年7月末現在で、1,386の事業所が加入し、合計45,722人の加入者がいます。

ベター・プレイスでは、「はぐくみ基金」の導入支援事業を展開しており、地方銀行との連携を深化させ、中小企業を対象に導入を積極的に推進していく方針です。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

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カテゴリ 有望企業
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