注目のスタートアップ

店舗・EC向けビジネス向けWebメディア「OREND」や業務用食材・什器のマッチングプラットフォーム「OREND STOCK」を手がける「ステップ・アラウンド」が協調融資により4,000万円調達

company

2023年7月31日、ステップ・アラウンド株式会社は、株式会社日本政策金融公庫、他1行との協調融資により、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ステップ・アラウンドは、店舗・EC向けビジネスに必要なトレンドやサービス情報などを発信するWebメディア「OREND(オレンド)」と、業務用食材・什器のマッチングプラットフォーム「OREND STOCK(オレンド ストック)」を展開しています。

今回の資金調達により、飲食店の運営や海外への事業展開など、構造の異なる複数事業を視野に入れながら長期的な企業の安定感と規模の拡大を目指します。


大量生産・大量消費を前提とした高度経済成長期は、モノを作れば売れるという時代でした。この質の高いものを安く作れば売れるというシンプルな戦略は、長い間企業にとって大きな武器となっていました。

しかし近年は市場が成熟し、いいモノであっても売れないというケースも増加してきています。また、大量生産・大量消費の環境負荷の高さについても反省があり、所有から利用へと消費行動が移り変わっています。

こうした背景から小売業ではモノが売れないという課題が深刻化しています。さらにコロナ禍ではEC市場が拡大し、実店舗ビジネスは大きな危機に陥りました。

実店舗は、運営にコストがかかるほか、顧客データを得ることが難しくデータドリブンな経営の実現が困難であるといった課題を抱えています。

一方で、顧客との距離が近く、ブランディングがしやすいといったメリットも持ち合わせています。近年は体験に価値を見いだす顧客が増加していることから、実店舗の強みが注目される機会が増加しています。

したがって店舗ビジネスでは、デジタル化・DXの実現、顧客への新たな体験や価値の提供など、構造的な転換が求められています。

ステップ・アラウンドは、店舗・EC向けにトレンド情報などを発信するメディア「ORENDO」などの運営を通じ、店舗ビジネスの成長を支援しています。

事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC OREND OREND STOCK Webメディア オレンド オレンド ストック ビジネス プラットフォーム マッチング メディア 実店舗 店舗 店舗ビジネス 日本政策金融公庫 株式会社 融資 資金調達 食材
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

生産者の顔が見える再生可能エネルギーを個人・法人に提供する「みんな電力」が15億円調達
2020年10月26日、みんな電力株式会社は、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 生産者の顔が見える再生可能エネルギーを個人に提供する「顔の見える電力」や、法人向けに再エネ電力を提供…
セールスコンサルティングサービスを提供する「Grand Central」が8.9億円調達
2024年12月11日、株式会社Grand Centralは、総額8億9000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Grand Centralは、営業領域に特化したコンサルティングサービスを提…
「ピアラ」がオンラインヨガ・フィットネス事業を展開する「SOELU」に出資
2022年12月28日、株式会社ピアラは、連結子会社である株式会社ピアラベンチャーズが運営するファンドにおいて、SOELU株式会社に投資を実行したことを発表しました。 SOELUは、オンラインヨガ・フ…
超高速の品種改良xスマート養殖による水産養殖システムを開発する「リージョナルフィッシュ」が4億円調達
2020年8月31日、リージョナルフィッシュ株式会社は、総額4億3,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 京都大学大学院農学研究科 木下政人助教、近畿大学水産研究所 家戸敬太郎教授らを創…
電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」が約1.8億円調達
2020年12月23日、ZAIKO株式会社は、180万ドル(約1億8,600万円)の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、Infinity Venturesです。 ZAIKOは、次世代電子…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集