注目のスタートアップ

暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」を運営する「pafin」に「大和証券グループ本社」が出資

company

2023年8月3日、株式会社大和証券グループ本社は、株式会社pafinが実施した第三者割当増資を引き受けることを決定したことを発表しました。

また、Web3関連ビジネスにおける事業推進に向けた業務提携の検討を開始することに合意したことも同時に発表しています。

pafinは、暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」や、ブロックチェーン上の取引や資産状況を可視化し、効率的な管理を可能にするWeb3の家計簿サービス「defitact」、金融情報プラットフォーム「フィンタクト」を運営しています。

「クリプタクト」は、暗号資産の自動損益計算や資産管理サービスを提供し、確定申告をサポートしています。

大和証券グループ本社とpafinは、大和証券グループ本社の金融ノウハウとpafinのWeb3に関わる技術力を組み合わせ、それぞれが展開する事業における協業やWeb3領域での事業の共同開発などの連携を進める計画です。


ブロックチェーン技術を活用した暗号資産(仮想通貨)は24時間365日取引可能、海外への送金・決済がスピーディ、手数料が安価という大きなメリットがあり、将来的に次世代の決済手段として普及すると考えられています。

現在、暗号資産は投資の対象として注目されており、分散投資として暗号資産を含める投資家も存在しています。

暗号資産の売却益は雑所得に分類されるため、利益が出た年は確定申告が必要となります。

一方で、暗号資産取引を行う投資家の多くは、複数の取引所を利用して通貨の移動・売買を行います。そのため取引所側では損益額を算出できなくなり、投資家自身がすべての取引データを集約し、損益額を計算する必要があります。

しかし複数の取引を行っている場合は複雑な計算になることから、損益額の計算は非常に難しく、また時間もかかってしまうという課題があります。

pafinは、こうした暗号資産に投資する投資家などの課題を解決するサービスなどを提供し、Web3時代のインフラとなる事業運営を展開しています。

ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ defitact pafin Web3 クリプタクト グループ フィンタクト 仮想通貨 大和証券 大和証券グループ本社 損益計算 暗号資産 株式会社 自動 計算
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ロボットハンドのピッキング性能を向上させる近接覚センサーを手がける「Thinker」が2.3億円調達
2023年9月29日、株式会社Thinkerは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Thinkerは、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻の小山佳祐助教が開発した「…
動画・ライブ映像のストリーミング配信・視聴機能を実装できるライブ配信クラウド「Castify」が正式リリース
2022年11月24日、株式会社Castifyは、「Castify」を正式リリースしたことを発表しました。 「Castify」は、動画・ライブ映像のストリーミング配信・視聴機能を、自社サービス/アプリ…
独自の免疫測定技術を活用した免疫センサー・デバイス開発の「イムノセンス」に「大阪大学ベンチャーキャピタル」が追加投資
2021年3月30日、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社イムノセンスに対し、1億円の投資を実行したことを発表しました。 イムノセンスは、大阪大学産業科学研究所・民谷特任教授が開発したGL…
運送会社同士の敷地のシェアサービス「ドラ基地」が4/1にリリースへ
2022年3月9日、株式会社スペースは、「ドラ基地」のβ版を2022年4月1日にリリースすることを発表しました。 「ドラ基地」は、運送会社同士の敷地シェアサービスです。 駐車場・荷下ろし場・フォークリ…
障害者への療育事業と就労支援事業を展開する「Gotoschool」が3,200万円調達
2023年2月22日、株式会社Gotoschoolは、総額約3,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合と個人投資家です。 ま…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集