注目のスタートアップ

製造業向け生産計画自動立案システム「最適ワークス」を提供する「スカイディスク」が「商工組合中央公庫」からの資金調達と業務提携を実施

company

2023年7月31日、株式会社スカイディスクは、株式会社商工組合中央公庫と、ビジネスマッチング業務に係る提携と資金調達を実施したことを発表しました。

スカイディスクは、製造業向け生産計画自動立案システム「最適ワークス」を開発・提供しています。

いつ・何を・何個というオーダー情報から、AIによって設備・スタッフの最適な割り当て計画(生産計画)を瞬時に立案するSaaSです。これにより、生産計画立案業務の効率化、属人化の解消、生産性向上を実現します。

今回の提携により、スカイディスクの成長を実現するほか、商工中金と協力して全国での「最適ワークス」展開を強化し、大手だけでなく中堅・中小を含めた製造業の生産計画DXを加速していきます。


製造業は国内GDPの約20%を占める重要な産業です。しかし人口減少や高齢化による人材不足や国際競争の激化により、生産性や競争力の低下といった課題に直面しています。

これらの課題を乗り越え、製造業を再び競争力のある産業として復活させるには、製造業のデジタル化・DXが不可欠です。とくに中小製造業では、多様な顧客ニーズに応えるための多品種少量生産への対応が必要とされています。そのため、これに対応する体制を構築することが重要です。

多品種少量生産には在庫リスクの低減や新規顧客開拓などのメリットがありますが、一方で仕入れコストの増加や生産効率の低下などのデメリットも抱えています。したがって、多品種少量生産性で利益をあげるには、テクノロジーによって生産計画、資材調達、見積もりなどの業務を効率化することが重要です。

ほかにも製造業では基幹システムの老朽化が課題となっています。たとえば、もう生産されておらず、中古品もほとんど手に入らないような古いコンピューターとフルスクラッチで開発したソフトウェアがラインの中核として稼働しており、これが壊れた際には、付随する機械を動かすことができなくなってしまうといった現場もあります。

そのため製造業のデジタル化・DXは、今後も持続的に成長していくために重要な取り組みとなっているのです。

スカイディスクは、製造業向け生産計画自動立案システム「最適ワークス」の提供を通じ、製造業の生産計画DXに貢献しています。

デジタル化は、以前は非効率的だった業務を大幅に効率化する可能性があります。企業が利益を最大化するためには、最適なソリューションを見つける必要があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、大規模なシステム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI SaaS システム スカイディスク ものづくり 効率化 商工組合中央公庫 株式会社 業務提携 生産 生産性向上 生産計画 稼働 自動 製造業 計画 設備 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

D2CブランドやD2Cソリューション事業を通じてファッション業界のDXを推進する「Brandit」が資金調達
2021年12月27日、株式会社Branditは、CRGホールディングス株式会社の子会社であるCRGインベストメント株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Branditは、自社生産…
企業間海外決済プラットフォームを展開する「RemitAid」が6,000万円調達
2022年9月13日、株式会社RemitAidは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 RemitAidは、法人用クレジットカードを用いた国際決済プラットフォーム「RemitAid」…
BtoC事業者向けマーケティング支援を展開する「プラススイッチ」が融資により1億円調達
2024年8月30日、株式会社プラススイッチは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達は、西武信用金庫、日本政策金融公庫などからの融資によるものです。 プラススイッチは、toC向…
グローバルリスク情報取得ツールを開発・提供する「Glocalist」が資金調達
2024年1月22日、株式会社Glocalistは、資金調達を実施したことを発表しました。 Glocalistは、グローバルリスク情報取得ツール「Glocalist」を開発・提供しています。 各国官公…
全脳の画像解析・脳健康測定プログラム「MVision シリーズ」を展開する「エム」が2.15億円調達
2022年6月9日、株式会社エムは、総額2億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エムは、全脳の画像解析・脳健康測定プログラム「MVision シリーズ」を展開しています。 脳MRI…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集