注目のスタートアップ

静岡のIT企業「サンロフト」と「PGT SOLUTIONS」が資本業務提携

company

2023年7月27日、PGTホールディングス株式会社は、2023年6月30日に、子会社であるPGT SOLUTIONS株式会社が、株式会社サンロフトと資本業務提携を締結したことを発表しました。

サンロフトは、静岡県焼津市にあるIT企業です。

企業・官公庁・教育・保育施設の課題解決のため、業務システム開発、Webサイト制作、パソコン関連機器販売・キッティング、ネットワーク環境構築・保守、マーケティング・プロモーション支援、ICT人材教育支援などを手がけています。

PGTホールディングスは、ベトナム国ガス最大手のペトロリメックスの元子会社です。2009年にハノイ証券取引所に株式公開し、M&A事業を軸としたホールディングス企業として、子会社を通じて、人材紹介、人材派遣、タクシー、自動車教習所、警備会社、ホテル、マイクロファイナンス(ミャンマー国)などを展開しています。

PGT SOLUTIONSは、IT事業と人材事業を展開しています。

今回の提携は、サンロフトはグローバルエンジニアによる開発体制の強化と新規事業でのアジア進出の足がかりとして、また、PGT SOLUTIONSは現在力を入れているブロックチェーン技術を活かしたNFTアプリの開発による技術面の強化、日本での開発案件の獲得などといったシナジー効果を期待したものです。


さまざまな産業でデジタル化やDXが推進され、ITエンジニアの需要が急激に高まっています。

こうした需要の高まりと、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少により、IT業界は人手不足の状態にあります。

たとえば、経済産業省の「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT人材等育成支援のための調査分析事業)」によると、2018年時点ですでに22万人のIT人材が不足しており、2030年には最大で約79万人が不足すると予測されています。

そのため国内のIT企業などにおいても、ITエンジニアが不足しており、大規模な開発案件を受注できないといったケースがあります。

したがって、国内では外国のITエンジニアを戦略的に活用することが重要となっています。

ベトナムは東南アジアのなかでもIT人材大国として成長している国です。また、親日家も多く、気質としても日本人と近しい部分があることから、日本企業にとって相性の良いパートナーとなる可能性が高く、近年高い注目を集めています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ICT IT ITエンジニア Webサイト システム開発 ネットワーク プロモーション ベトナム マーケティング 人材教育 企業 保守 制作 子会社 支援 教育 株式会社 業務システム 構築 機器 環境 課題解決 販売 資本業務提携 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

自動交渉AIを活用したドローン運航管理システム(UTM)を開発する「Intent Exchange」が資金調達
2023年8月23日、Intent Exchange株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Intent Exchangeは、自動交渉AIを活用したドローン運航管理システム(UTM)を開発…
専門知識の情報発信・販売を行うソーシャルコマースプラットフォーム「pippin」運営の「EC-GAIN」が6,500万円調達
2021年8月18日、株式会社EC-GAINは、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ソーシャルコマースプラットフォーム「pippin(ピッピン)」を運営しています。 2,500…
次世代ゲノム解析サービス開発の「Zene」が5,000万円調達
2021年3月8日、株式会社Zeneは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、次世代ゲノム解析サービス「Zene360」をB2B/B2E向けに提供するため、サービス利用の募集を…
令和5年度 第1回デザイン導入支援セミナー「中小企業経営は「ファンベース」で強くなる!」
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度 第1回デザイン導入支援セミナーの開催を発表しました。 東京都中小企業振興公社は、中小企業の「デザイン」に対するニーズに応えるため、2020年度から「デ…
「aiwell」が「住友商事北海道」と共同で動植物や食品のタンパク質解析サービス事業「ai-PoP」をスタート
2022年9月21日、aiwell株式会社は、住友商事北海道株式会社と共同で、タンパク質解析「ai-PoP(アイポップ)」サービスの提供を開始したことを発表しました。 aiwellは、国立東京工業大学…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集