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2023年7月15日「地域商業機能複合化推進事業(地域の持続的発展のための中小商業者等の機能活性化事業)」3次募集
中小企業庁は、令和5年度予算「地域商業機能複合化推進事業(地域の持続的発展のための中小商業者等の機能活性化事業)」の3次募集を開始することを発表しました。
中小商業者等のグループが、商店街等において、来街者の消費動向等の調査分析や新たな需要の創出につながる魅力的な機能の導入等を行い、最適なテナントミックスの実現に向けた仕組みづくり等に取り組む実証事業を、地方公共団体が支援する場合に、国がその費用の一部を補助するものです。
この公募は、商店街等組織・民間事業者(間接補助事業者)への補助金(間接補助金)の交付を行う地方公共団体を公募するものです。商店街等組織・民間事業者の方が応募される場合は、所在地の都道府県・市区町村にお問い合わせください。
補助率・補助額
「消費動向等分析・テナントミックス構築事業(ソフト事業)」
・地方公共団体が間接補助事業者に交付する額の4/5以内、上限額400万円
「商店街等新機能導入促進事業(ハード事業)」
地方公共団体が間接補助事業者に交付する額の2/3以内、上限額4,000万円
募集期間
募集開始日:2023年7月14日(金)
締切日:2023年8月31日(木)15時必着
多くの地域は少子高齢化による地域の活力低下や、住民同士の関係性の希薄化などの課題を抱えています。
商店街は地域の賑わいの中心となる存在ではありますが、近年の消費者の消費行動の変化、通信販売の普及、ショッピングモールといった力を持った競合の登場などもあり、厳しい状況に置かれている商店街も目立ちます。
一方で、近年は消費者の価値観が変化し、体験消費を重視するようになっています。大型商業施設は均質的な体験を提供するものであるのに対し、商店街はその地域ごとに違った特色を持っています。そのため商店街は、こうした魅力を高め、発信することで、新たな顧客を開拓できる可能性があります。
「地域商業機能複合化推進事業(地域の持続的発展のための中小商業者等の機能活性化事業)」は、消費者の動向分析により最適なテナントミックスの実現に向けた仕組み作りや、最適なテナントミックスの実現に資する施設整備に補助金を交付するモノです。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。
また、シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「創業手帳」や、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
創業手帳・代表 大久保の解説
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これは使い方次第で色々使える、おもしろい補助金です。
役所の言葉なので、なんとなく遠回しに書かれていますが、わかりやすく言い換えますね。
「イオンなど大手モールの進出で苦しくなった街の小さい商店街を復活させよう」
「一軒だと太刀打ちできないので、数軒でまとまってね」
「まとまって面白い集客ができる場所にしたら国がお金出すよ」
ということです。
なんとなくすっきり理解できましたでしょうか?
日本の地方は特にそうですが、イオンなどの大手ショッピングモールは地方生活の中核になっています。
買うところもあり、家族連れでの遊び場もあり「イオン最高!」という声も多いですよね。
確かにイオンは良くできています。
でも、競争力があまりにも高すぎ、また一方で街の商店や商店街はシャッター通りと化しているのが現実です。
そうした状況に対応したいやる気のある人や商店もいるものです。
そういった人たちを応援するのがこの補助金です。
政府としても商店街が潰れてしまうと、良くないよね、ということでこういった補助金が出ていますので、上手く活用していくと良いと思います。
ポイントになるのが、この複合化、つまり「まとまる」ということです。
また、ハードの他にソフト、つまり計画を立てたり調査をする、ということにも一部お金が出る仕組みになっています。
まずは、調査段階でもこの仕組みを作ってみましょう。
人口の統計を見ると地方の方が土地が安い分広い家が持てるなどの理由もあり、都市部に比べて出生率が高いのですが、地方はシャッター通りに象徴されるように経済的に縮小傾向が続いています。
そういった中で、若い人が働ける場所を地方に確保していくことはとても大事なことですし、こういったきっかけがあると起業家や経営者、若い人にとってもチャンスがあると思います。
ただ、あくまで補助金は補助金ですので要項にも書かれている通り「魅力的な」面白い施設にする事が重要です。
補助金目的の魂の入っていない箱だけ作っても人はきません。
やる気がある人が集まって、特徴を打ち出した施設にしていくことが大事になります。
公的な支援でできた施設は割りと、特徴が無い感じになりがちなので、特に状況が思わしくない地方ほど思い切って特徴を振り切って熱烈なファンに寄せる策を打った方が良いケースが多いと思います。
「創業手帳」も起業すると全員送付されており、全国に莫大な会員がいますので、こういった事業が地方の活性化や、一歩を踏み出す方にとってプラスになればと思います。
・シャッター通りを協力して減らそう
・小さい商店は「まとまる」べし!
・調査やテストでも使える。まずは一歩を踏み出してみよう。
・魅力的な特徴を打ち出した場を考えよう