注目のスタートアップ

生成AIや量子コンピューターなどを活用したIT開発・コンサルティングを手がける「KandaQuantum」が「寺田倉庫」と資本業務提携

company

2023年7月11日、株式会社KandaQuantumは、寺田倉庫株式会社と資本業務提携することを発表しました。

KandaQuantumは、生成AIや量子技術などを活用し、戦略コンサル領域から、R&Dの最先端AI・量子技術の実装・運用、UI/UXまで、幅広くサポートしています。

寺田倉庫は、従来の倉庫業の枠組みを超え、預かったものの価値を向上させ後世に引き継ぐための保存・修復や、空間活用のノウハウを活用した文化発信の拠点となる事業など、幅広い事業を推進しています。

今回の提携により、KandaQuantumと寺田倉庫は、共同事業を通じて生成AIや量子コンピュータを活用し、さらなる効率化や新たな価値創造を目指します。


近年、AI(人工知能)の研究開発が急速に進展し、ビジネスを含むさまざまな領域で活用が進んでいます。

AIは、人間が扱うことができる範囲を超えた大量のデータをスピーディ・高精度・複合的に分析することができます。これにより、これまで人力では不可能だったデータの分析や、業務の高度な自動化や効率化を実現しています。

さらに近年は、OpenAI社のAIチャットボットChatGPTなどの生成AIが注目を集めています。

生成AIとは、人間によるテキストなどの命令によって、画像・文章・音などのデータを生成するAIのことです。

たとえば、ChatGPTは、自然な文章によるチャットのやり取りができるAIチャットボットなのですが、ただ会話ができるだけでなく、質問への回答、テキストの要約、企画書・小論文の執筆、プログラミングなど、人間の作業を高精度で代替する汎用性を持ち合わせており、ビジネスにおいてさまざまに活用することが可能です。

こうした生成AIは、さまざまな領域で業務効率化をさらに推し進めたり、可能性を広げるものとして注目されており、すでにAIの一大トレンドとなっています。

また、KandaQuantumが活用している量子コンピューターは、量子力学の原理を計算に応用したコンピューターであり、従来のコンピューターでは膨大な時間がかかっていた計算を瞬時に行える強力な計算性能を有しています。

現在、汎用的な量子コンピューターは研究開発段階にあるのですが、組み合わせ最適化問題の計算に特化した量子コンピューターはすでに実用化されており、ビジネスでの活用も進められています。

KandaQuantumは、こうした生成AIや量子コンピューターなどの最先端技術を活用し、企業や事業の成長を支援しています。

AIは、これまで非効率的だった業務の大幅な効率化を実現するなど、大きな革新をもたらしています。AIの活用は企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なAIソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ KandaQuantum コンサルティング システム開発 寺田倉庫 株式会社 生成AI 資本業務提携 量子コンピューター 量子コンピューティング 量子技術
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

量子コンピューター向けソフトウェア開発の「エー・スター・クォンタム」が3億円調達
2020年11月2日、株式会社エー・スター・クォンタムは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 量子コンピュータの基盤技術の確立への貢献と、ゲート方式とアニーリング方式のどちらにも関わる…
障害者支援者向けオンライン研修サービス「Special Learning」提供の「Lean on Me」が2.54億円調達
2021年4月5日、株式会社Lean on Meは、総額2億5,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 障害者支援者向けオンライン研修サービス「Special Learning」の提供や、…
レーザー核融合商用炉の実用化を目指す「EX-Fusion」が3,100万円調達
2022年3月31日、株式会社EX-Fusionは、3,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 EX-Fusionは、レーザー核融合を研究してきた大阪大学レーザー科学研究所や光産業創成大学…
医療通訳サービス「mediPhone」など展開の「メディフォン」が11億円調達
2022年6月30日、メディフォン株式会社は、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」や、健康管理SaaS「mediment(メディ…
「丸井グループ」とクラウドファンディングの「CAMPFIRE」が資本業務提携
2020年11月17日、株式会社丸井グループは、株式会社CAMPFIREと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 CAMPFIREは、国内最大のクラウドファンディング・プラットフォーム「CAM…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集