注目のスタートアップ

コミュニティサイト・アプリを開発・運用できるシステム「CSエリート」を提供する「CS Technologies」が1.1億円調達

company

2023年7月8日、株式会社CS Technologiesは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

コミュニティ作成・運営を実現できるカスタマーサクセスプラットフォーム「CSエリート」の開発・提供や、コンサルティング事業(新規事業・DX・デジタルマーケティング)を手がけています。

「CSエリート」は、ノーコードでコミュニティサイト・アプリを開発・運用できるシステムです。コミュニティ運営を通じ、顧客ロイヤリティの向上、顧客データの取得とデータドリブンな施策を実現します。

今回の資金は、コンサルティング事業の人材強化、「CSエリート」の追加機能開発などに充当します。


近年、さまざまな領域でコミュニティの有用性が評価されています。

たとえば、地域活性化の領域では、関係人口を創出・増加させることを目的とした地域コミュニティが、クリエイター・IPビジネスの領域では、ファンの熱量を最大化したり、ユーザー生成コンテンツを経済圏に取り込むためのファンコミュニティが、ビジネス全体では、企業と顧客の関係性を深化させLTV向上につなげるコミュニティマーケティングが注目されています。

とくにスマートフォンの普及に伴うインターネットへのアクセス機会の増加やSNSの普及は人と人の関わり、人と企業の関わりを大きく拡張することになりました。これまでは企業主導のマスマーケティングが大きな影響力を持っていましたが、近年は個人発の情報のほうが信頼を集め、購買に大きな影響を与えるようになっています。

また、インターネット上では企業・ブランド・サービス・プロダクトのファンが集まり自然にコミュニティが形成されることがあります。

こうしたコミュニティに属するファンは、積極的に自らが愛用するサービスやプロダクトを他社におすすめし、さらに有用な使い方などをレクチャーすることもあります。また、サービスやプロダクトの改善案も提案してくれるなど、企業・サービス・プロダクトの成長にとって強い味方となってくれます。

近年は市場が飽和状態にあり、プロダクトやサービスの機能性だけで勝負ができなくなっているため、こうしたコミュニティマーケティングに取り組み、中長期的な成長を目指すことが重要となっています。

コミュニティマーケティングは企業の価値を高めるためにも活用されています。このマーケティングはSNSでの情報発信やコミュニケーションが重要ではありますが、比較的コストがかからない方法であるため、創業期にも実施できるマーケティングのひとつです。「冊子版創業手帳」では、SNSやインターネットの活用ノウハウを詳しく解説しています。

また、事業の成長には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ アプリ カスタマーサクセス コミュニティ コミュニティ運営 コンサルティング サイト デジタルマーケティング ノーコード プラットフォーム 株式会社 資金調達 運用 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代細胞加工技術を提供する「ハインツテック」が資金調達
2025年11月18日、ハインツテック株式会社は、資金調達を発表しました。 ハインツテックは、独自のナノテクノロジーによって生きた細胞への物質導入・抽出を実現し、医療・食品・環境などさまざまな分野で新…
ドローンによる屋根外装点検アプリ「DroneRoofer」など建設業界向けドローン・ソフトウェア提供の「CLUE」が20億円調達
2020年12月21日、株式会社CLUEは、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ドローンの自動操縦を可能にする屋根外装点検アプリ「DroneRoofer」や、建設現場のための施工管理…
スマートスピーカーを活用した宿泊施設の業務効率化システム提供の「TradFit」が資金調達
2021年11月18日、TradFit株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 スマートスピーカーとチャットボットを活用した宿泊施設の業務効率化システム「TradFit」を提供しています。 …
SNSを活用した写真教室・教材販売の「CURBON」が8,000万円調達
令和元年7月31日、株式会社CURBONは、8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SNSで多数のフォロワーを持つ写真家を講師とした対面型写真教室の実施や、写真技術のeラーニング講座配…
不動産賃貸サービス業展開の「ハウスコム」が「イタンジ」の電子契約サービスを導入
2020年12月10日、ハウスコム株式会社は、イタンジ株式会社が提供する「申込受付くん」と「電子契約くん」を2020年12月から導入したことを発表しました。 ハウスコムは、賃貸仲介サービス「ハウスコム…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集