「受動喫煙防止対策助成金」

subsidy

厚生労働省は「受動喫煙防止対策助成金」について発表しました。

中小企業事業主による受動喫煙防止のための施設設備の整備に助成金を交付します。

対象事業主

労働者災害補償保険の適用事業主で、中小企業事業主(健康増進法(平成14年法律第103号)第28条の第二種施設を営む者に限る)であること。

助成対象

一定の要件を満たす専用喫煙室、指定たばこ専用喫煙室の設置に必要な経費。

助成率、助成額

・喫煙室の設置などに係る経費のうち、工費、設備費、備品費、機械装置費などの3分の2(主たる業種の産業分類が飲食店以外は2分の1)
・上限100万円


2020年4月に改正健康増進法が全面施行され、望まない受動喫煙を防止することを目的としたさまざまな措置が定められました。

たとえば、多数の人が利用する施設では原則屋内禁煙となったほか、事業所・飲食店なども事業内容・経営規模に応じて制限が設けられました。

既存特定飲食提供施設は、経営規模が小さい飲食店であり、もっとも規制の緩い区分となります。既存特定飲食提供施設に限り、喫煙も飲食も可能な部屋を設置することができます。たとえば、小さな喫茶店などがこれに該当します。

一方、店舗すべてを喫煙も飲食も可能な部屋とすると、受動喫煙を望まない顧客が利用を控えるということにもなるでしょう。そのため、受動喫煙を防止するための設備の設置を考えている事業者もいると思いますが、既存特定飲食提供施設は経営規模が小さいため、そうした設備投資が資金的に難しいこともあるでしょう。

「受動喫煙防止対策助成金」は、飲食店(既存特定飲食提供施設)の喫煙専用室・指定たばこ専用喫煙室の整備を支援する助成金です。喫煙室の設置を考えている事業者は、ぜひ活用しましょう。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

また、シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「創業手帳」や、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ 中小企業 健康 助成金 厚生労働省 受動喫煙 受動喫煙防止対策助成金 喫煙 対策 既存特定飲食提供施設 補助金 防止 飲食店
詳細はこちら

受動喫煙防止対策助成金

飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

士業相談「SHARES」の提供の「ココペリ」が2.3億円調達!
平成30年8月9日、株式会社ココペリは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 中小企業向けはクラウド士業相談プラットフォーム「SHARES」や、AI融資審査エンジン「FAI」…
「産業雇用安定助成金」(産業連携人材確保等支援コース)(事業再構築支援コース)
「産業雇用安定助成金」(産業連携人材確保等支援コース)(事業再構築支援コース)のご案内です。 産業連携人材確保等支援コース 景気の変動、産業構造の変化その他の理由で事業活動の一時的な縮小を余儀なくされ…
「令和4年度地域中小企業データ活用ブートキャンプ事業」 報告書公表
2023年4月20日、関東経済産業局は、実施した「地域中小企業データ活用ブートキャンプ事業」の報告書を取りまとめ、公表しました。 「地域中小企業データ活用ブートキャンプ事業」は、地域中小企業のDXを推…
【東京都】「新製品・新技術開発助成事業」【最大2500万円支援】
「新製品・新技術開発助成事業」のご案内です。 公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する助成事業です。 対象となる研究開発 製品・サービスを生み出すために、試作品の設計、製作、試験評価を行うことを「…
【5/19締切】「持続可能な観光推進モデル事業」(補助金・調査事業)
2025年4月21日、国土交通省観光庁は、令和7年度「持続可能な観光推進モデル事業」の公募について発表しました。 「日本版持続可能な観光ガイドライン」(JSTS-D)の実践や国際認証の取得等を通じたモ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集