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2023年6月22日製造業向けスキルマネジメントシステムを提供する「Skillnote」が4.1億円調達
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2023年6月21日、株式会社Skillnoteは、総額約4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
また、富士通株式会社と業務提携の検討を行うことに合意したこと、富士通は富士通ベンチャーズが運用するファンドを通じて出資を行ったことも併せて発表しています。
Skillnoteは、製造業向けスキルマネジメントシステム「Skillnote(スキルノート)」を開発・提供しています。
力量情報をデジタル化することで、力量管理業務を効率化するとともに、データに基づいた人材育成や配置、キャリア開発、生産型システム・人材管理システムなどとの連携を実現し、製造業の生産性向上や組織力強化を実現します。
今回の資金は、「Skillnote」のさらなる機能強化、人材管理システムや生産系システムとの連携に向けた開発体制の拡充、グローバル展開加速のための体制拡充などに充当します。
力量とは、個々の業務に必要となる、技能・知識・資格・経験などの能力のことです。製造業では、国際品質マネジメント規格ISO9001や顧客監査の対応のために力量管理を行っているケースが多くなっています。
力量は、技術者それぞれのスキル評価を表で一覧にしたものであるスキルマップ(力量管理表)によって管理することが一般的な方法となっています。表としてスキルが可視化されるため、人材配置を簡単かつ適切に行うことができるようになります。
一方、こうしたスキルマップはExcelなどの表計算ソフトで作成されることが多く、手入力に大きな負担がかかる、リアルタイムな更新が難しい、グラフなどで表示することに手間がかかりデータ活用に問題が生じるといった数多くの課題を抱えています。
力量管理は、適切な人材配置が可能となるというだけでなく、スキル可視化による戦略的な人材育成につなげることもできます。製造業は技術者のスキルに依存する割合が高いため、力量管理は経営全体に関わってくる重要な業務であるといえます。
Skillnoteは、製造業の力量管理を効率化・デジタル化する「Skillnote」の提供を通じ、製造業の適切な人材配置や人材育成を支援しています。
デジタル化は、これまで非効率的だった業務を大幅に効率化してくれる可能性があります。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。
また抜本的なシステム投資においては資金調達の実施も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達ノウハウについても詳しく解説しています。
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