注目のスタートアップ

タクシー配車アプリを提供する「GO」が「ゴールドマン・サックス」から100億円調達

company

2023年5月24日、GO株式会社は、100億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ゴールドマン・サックスです。

GOは、タクシー配車アプリ「GO」、法人向けタクシー配車・管理・請求書支払いソリューション「GO BUSINESS」、交通事故削減AIドライブレコーダーサービス「DRIVE CHART」などを手がけています。

タクシー配車アプリ「GO」は、2023年5月現在、1,400万ダウンロードを突破し、国内43都道府県でサービスを提供しています。

今回の資金は、「GO」の基盤拡大・機能強化、モビリティ産業に関わるさまざまな社会課題の解決に向けた次世代事業の開発に充当する予定です。


交通インフラのひとつとして社会に定着しているタクシーは、自分のいる場所から動くことなく目的地まで行くことができるという大きな特徴を持っています。

電車・バスなどの交通機関と比べて費用はかかるものの、自分ひとりで長時間持ち運ぶことが難しい荷物がある、公共交通機関のない場所に行く、怪我などで歩くことが難しい、雨などで駅まで行くことが億劫であるといったシーンで利用されています。

以前までタクシーを拾うには大通りに出るか、駅前などのタクシー乗り場に行くか、電話で配車を依頼するといったことが必要でした。

流しのタクシーを拾う場合、運が悪ければなかなか拾えないということもあります。

また、電話で配車を依頼する場合は、自分のいる場所を伝える必要があり、これも面倒のひとつとなっていました。

しかし近年、アプリからタクシーを配車できるサービスが登場し、急激に普及が進んでいます。

タクシー配車アプリは位置情報を利用してユーザーの位置にタクシーを呼ぶことができるため、手間なくタクシーを配車することができます。また目的地も地図で指定できるため、運転手に目的地を伝える手間もありません。

また、タクシー会社としても配車業務がデジタル化・効率化されるため、タクシー配車アプリは今後さらに普及することが予測されます。

GO株式会社のコメント

このニュースを受けまして、GO株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

タクシーアプリ『GO』の基盤拡大・機能強化を通じたお客様の利便性向上とタクシー産業の発展に向けた取り組みに加え、モビリティ産業に関わるさまざまな社会課題の解決に向けた次世代事業の開発への活用を予定しております。

・今後の展望を教えてください。また、読者へのメッセージをお願いします。

おかげさまでタクシーアプリ『GO』は1400万DLを超えるなど多くのお客様にご利用いただいていますが、引き続き市場のポテンシャルは十分にあると考えております。今後もユーザー体験を向上させるべく、需給双方の声をしっかり受け止めながら『GO』関連のプロダクト・サービスの開発に努めていきます。また、乗務員人材の採用支援、脱炭素サービスなどの新規事業の拡大を通じてタクシー産業にとどまらない交通課題および社会課題の解決にチャレンジし、ミッションである「移動で人を幸せに。」の実現を目指してまいります。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ GO MaaS アプリ ゴールドマン・サックス タクシー タクシー配車 モビリティ モビリティ産業 交通 株式会社 自動車 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

食コミュニティ運営の「キッチハイク」がオンライン・イベントx食コミュニティの新サービス「ふるさと食体験」を正式リリース
2020年12月21日、株式会社キッチハイクは、新サービス「ふるさと食体験」を正式リリースしたことを発表しました。 キッチハイクは、食べることが好きな人同士が集まって食と交流を楽しめるサービス「キッチ…
実証実験プラットフォーム「POCOLAB」や官民連携事業展開の「官民連携事業研究所」が資金調達
2021年12月7日、株式会社官民連携事業研究所は、資金調達を実施したことを発表しました。 実証実験プラットフォーム「POCOLAB」の運営や、官民連携アクセラレーターを運営するための人材の育成、官民…
投資家と資産運用アドバイザーのマッチングサービスを開発・提供する「アドバイザーナビ」が1.4億円調達 「M&Aベストパートナーズ」と資本業務提携
2022年6月23日、アドバイザーナビ株式会社は、総額約1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社M&Aベストパートナーズと資本業務提携契約を締結したことも併せて発表し…
オフラインマーケティングサービス「Digital東京」を展開する「Oxyzen」が「ピーディーシー」と資本業務提携
2023年10月16日、Oxyzen株式会社は、ピーディーシー株式会社(PDC)と、2023年10月6日に資本業務提携の手続きを完了したことを発表しました。 Oxyzenは、オフラインマーケティングサ…
ビジネス文書のオンライン受取・電子保存サービス「sweeep Box」がリリース
2022年5月18日、sweeep株式会社は、新サービス「sweeep Box」を正式に提供開始したことを発表しました。 「sweeep Box」は、ビジネス文書のオンライン受取と電子保管に特化したサ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集