注目のスタートアップ

地域スポーツ応援プラットフォーム「SOCIO」を運営する「スポーツネーション」が資金調達

company

2023年5月17日、株式会社スポーツネーションは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、三菱UFJ信託銀行株式会社です。

スポーツネーションは、北海道札幌市において、プロスポーツチームの経営再生を通じ、スポーツビジネスにおける新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいます。

2023年5月現在、地域スポーツ応援プラットフォーム「SOCIO」を運営しています。

「SOCIO」は、会員の会費によってスポーツチームを経営する組織であり、従来のスポンサーシップを発展させた仕組みです。

企業が地域のクラブチームの経営に共同参画し、チームの育成、地域活性化、企業成長をともに目指す会員制の組織です。

今回の資金は、事業展開の加速、プロダクト開発に充当します。

また、三菱UFJ信託銀行とは協業を行い、三菱UFJ信託銀行が開発するブロックチェーンの仕組みを活用し、地域を巻き込んだスポーツチーム運営の新たな仕組みを共創していきます。


スポーツ庁の報告書「第3期スポーツ基本計画の概要(詳細版)・データ集(スポーツの成長産業化)」によれば、日本のスポーツ市場は2012年の5.5兆円から2018年には9.1兆円と大幅に成長しました。

スポーツ市場は新型コロナウイルス感染症の影響を受けましたが、外出自粛などにより健康意識が高まり、現在ではコロナ禍が収束に向かっているため、市場が拡大する可能性もあります。

また、国内では、Jリーグ(サッカー)やBリーグ(バスケットボール)など、地域密着型のプロスポーツリーグが地域課題の解決や地域活性化に取り組むため、地域と共に成長しようとする動きが盛んになっています。

こうした地域密着型のスポーツチームの経営を通じ、スポーツビジネスはさまざまな企業・人材をつなぐハブのような役割を果たすものであると考える人間が増えています。

スポーツはこれまで結びつかなかった人びとを結びつけることから、地域課題解決のために必要となるコミュニティとして機能し、そこから新たな価値を生みだします。

スポーツネーションは、従来のスポンサーシップを発展させた形で、企業がただ資金や物品を出してスポーツチームを応援するのではなく、資金・物品以外にもアイデアや人材などのリソースを提供し、他の参画者とともにスポーツチームの成長、ひいては地域活性化に向けて活動する仕組み「SOCIO」を構築・提供することで、スポーツビジネスの課題解決や地域課題解決に貢献しています。

企業の成長においても他社と協力することは重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、協業できる会社を見つけるための一歩として、人脈を作るためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Safilva北海道 SOCIO クラブチーム スポーツ スポーツネーション チーム 会員制 共同参画 共同経営 地域 支援 株式会社 組織 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

新興国向けの小口融資事業など展開の「五常・アンド・カンパニー」が70.7億円調達
2020年12月17日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、総額70億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年10月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーに置くグ…
「国内スタートアップ資金調達額ランキング(2020年1月〜2月)」が発表
2020年3月11日、フォースタートアップス株式会社は「国内スタートアップ資金調達額ランキング(2020年1月〜2月)」を発表しました。 フォースタートアップスは、成⻑産業領域に特化した情報プラットフ…
環境に配慮されたアパレルブランドを運営する「SHEMM」が7,000万円調達
2023年12月7日、株式会社SHEMMは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SHEMMは、環境に配慮されたアパレルブランド「SHEMM(シェム)」を運営しています。 オリ…
独自の三次元形状処理ソフトウェアを活用し産業用ロボットの自律化を手がける「リンクウィズ」が4億円調達
2024年3月6日、リンクウィズ株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 リンクウィズは、独自開発の三次元形状処理ソフトウェア技術にもとづき、産業用ロボットの自律化を手がけていま…
スマートゴミ箱「SmaGO」を手がける「フォーステック」と「BIPROGY」が業務提携 BIPROGYグループの「Emellience Partners」から資金調達
2023年7月12日、株式会社フォーステックは、BIPROGY株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、それに先立ち、BIPROGYグループのEmellience Partners株…

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】