注目のスタートアップ

観光事業者向けDXプラットフォーム「Nutmeg」を提供する「NutmegLabs Japan」が4億円調達

company

2023年5月17日、NutmegLabs Japan株式会社は、親会社であるNutmegLabs, Inc.(CEO:中口 貴志、本社:サンフランシスコ)が総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

調達した資金は日本法人であるNutmegLabs Japanに提供されます。

NytmegLabsは、​旅行・レジャーにおける現地体験事業者向けに観光DXプラットフォーム「Nutmeg(ナツメグ)」を提供しています。

予約・決済から、現場レベルの業務まで一気通貫でデジタル化を実現するサービスです。

今回の資金は、「Nutmeg」の開発、営業体制の強化に充当する予定です。


コロナ禍では外出自粛が要請され、観光・レジャー業界は大きなダメージを受けました。

また、非対面でのサービス提供が求められ、これまでチケットの販売など窓口対応が多かった観光・文化施設は、電子チケット化やオンライン予約などのデジタル化が推進されました。

チケットの電子化は、利用者にとっては窓口に並ばなくてもチケットを買うことができ、スムーズに施設などに入場・利用できるといったメリットが、事業者にとっては窓口業務が効率化されるというメリットがあります。

また、オンライン予約についても、予約に関する業務が効率化され、顧客にはスムーズな予約体験を提供することができ、さまざまな事業者での導入が進んでいます。

「Nutmeg」は、こうした観光事業者のさまざまな業務をデジタル化するサービスです。

自社オンライン予約サイトの開設といった機能から、マーケティング、OTA・旅行会社への販売機能(B2Bマーケットプレイス)、当日のガイド・インストラクター向けに顧客リストを表示する機能、送迎管理などを備え、観光事業者のデジタル化・業務効率化を支援しています。

コロナ禍が落ち着きある現在、観光業は以前のような需要を取り戻しつつあります。一方で、コロナ禍によって人手を失った事業者も多いことから、デジタル化による効率化は観光業にとって非常に重要な取り組みとなっています。

テクノロジーが大きく発展した時代において企業を成長させるためには、デジタル化やDXの推進が欠かせません。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ DX デジタル化 予約 株式会社 業務効率化 決済 観光
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中国・日本市場を中心としたペットO2Oプラットフォーム「Petnote」などを手がける「Onedot」が20億円調達
2024年5月14日、Onedot株式会社は、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Onedotは、ペットO2Oプラットフォーム「Petnote」、育児メディア「Babily」、訪日イ…
ビジネス向けコミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供する「テイラーワークス」が大阪イノベーションハブが実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム」第15期に採択
2023年7月25日、株式会社テイラーワークスは、大阪イノベーションハブ(公益財団法人大阪産業局)が実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム(OSAP)」第15期参加企業に選定された…
核融合炉関連機器提供などの「京都フュージョニアリング」が1.16億円調達
2021年1月20日、京都フュージョニアリング株式会社は、総額1億1,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 京都大学エネルギー理工学研究所の小西哲之教授が中心となって開発した、核融合装置…
締結済み書類をAPI連携で自動格納する「クラウドサイン to Google Drive」がリリース
2023年2月9日、株式会社ストラテジットは、「クラウドサイン to Google Drive」をリリースしたことを発表しました。 「クラウドサイン to Google Drive」は、契約マネジメン…
「福祉はぐくみ企業年金基金」を中心に企業年金制度の導入・設計をサポートする「ベター・プレイス」が3.8億円調達
2023年8月23日、株式会社ベター・プレイスは、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ベター・プレイスは、「福祉はぐくみ企業年金基金(はぐくみ基金)」の導入設計・サポートや…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集