注目のスタートアップ

モビリティのシェアリングプラットフォーム「HELLO CYCLING」「HELLO MOBILITY」などを展開する「OpenStreet」が「伊藤忠エネクス」と資本業務提携

company

2023年4月27日、OpenStreet株式会社は、伊藤忠エネクス株式会社と、資本業務提携したことを発表しました。

OpenStreetは、自転車のシェアリングプラットフォーム「HELLO CYCLING」、モビリティのシェアリングプラットフォーム「HELLO MOBILITY」、スマートパーキング「BLUU Smart Parking」を提供しています。

使いやすいアプリや、どの自転車にも取付可能なIoTロックなど、シェアモビリティに参入しやすい仕組みを特徴としています。

伊藤忠エネクスは、石油製品、ガス製品の卸売・販売事業、電力、熱供給事業などを展開する伊藤忠グループのエネルギー商社です。

今回の提携により、OpenStreetが展開するマイクロモビリティシェアリングサービスと、伊藤忠エネクスが展開する既存事業との協業・連携の可能性を模索します。


二酸化炭素(CO2)を中心とした温室効果ガス排出の削減のため、大気汚染物質を排出しない乗り物の開発・普及が世界的に推進されています。

国内ではクルマが主な移動手段として定着していますが、その利用実態については、単独での移動が多いこと、移動距離が10km以内と短いことなど、非効率的であることが問題となっています。

そのため国内においては、短距離かつ少人数での移動という利用実態に即したモビリティ(乗り物)やそのサービスの開発・普及が求められています。

こうした背景のもとサービスが拡大しているのが、自転車や電動キックスクーター(電動キックボード)などのマイクロモビリティのシェアリングプラットフォームです。

自転車はすでに日本社会に定着している乗り物ではありますが、「目的地に駐輪場がないため目的地から離れた駐輪場に停めて歩いていかなければならない」「自転車に乗る時間・期間が限られており自転車が活用されていない時間帯がある」といった課題を抱えています。

シェアサイクルサービスは、まちなかに複数のポート(自転車の貸出返却拠点)を整備し、どこでも貸出と返却を行えるようにすることで、使う間だけのレンタルと自転車の利用の最大化を実現するため、自転車を所有することで生じる課題を解決します。

また、電動キックスクーターは、自転車よりもシンプルな構造でありながら、モーターを内蔵しており、動力によって動くため、より多くの人が便利に利用できるという特徴があります。

さらに2023年7月の改正道路交通法の施行により、こうした電動キックスクーターは「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」に区分され、16歳以上であれば運転免許証は不要、ヘルメット着用は努力義務での運転が可能となるため、さらなるサービスの普及が見込まれています。

社会課題を解決する取り組みでは、事業者・自治体の連携が必要となる場合があります。そのため多くの企業・起業家と出会うことも重要です。「冊子版創業手帳」では、提携・連携できる企業を探すためのネットワークづくりのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EV HELLO CYCLING HELLO MOBILITY OpenStreet シェアリング スクーター プラットフォーム モビリティ 小型 株式会社 自転車 資金調達 電動アシスト 電動モビリティ
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

決済機能付きデジタル社員証アプリ「TwooCa」を運営する「Kort Valuta」が5億円調達
2023年6月21日、株式会社Kort Valutaは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Kort Valutaは、決済機能付きデジタル社員証アプリ「TwooCa(ツウカ)」を運営し…
40代〜50代女性向けヘルスケア相談サービスを提供する「menopeer」が資金調達
2024年7月29日、株式会社menopeerは、資金調達を実施したことを発表しました。 menopeerは、女性ヘルスケアの専門家によるLINEを用いた相談サービスや、女性の健康課題に関する法人向け…
空間コンピューティング技術を用いたサービス・プロダクトを展開する「MESON」が資金調達
2024年12月10日、株式会社MESONは、資金調達を実施したことを発表しました。 MESONは、空間コンピューティング技術を用いたサービス・プロダクトを企画・デザイン・開発しています。 Apple…
AIエンジン群の提供やAIプロダクトの開発・提供の「Nextremer」と「Honda」が業務提携
2021年4月5日、株式会社Nextremerは、本田技研工業株式会社(Honda)と業務提携契約を締結したことを発表しました。 Nextremerは、リモート接客システム「Remosis」や、自然言…
EC事業者向けカスタマーリテンションプラットフォーム運営の「Recustomer」が1.5億円調達
2021年9月28日、Recustomer株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2021年6月から、EC事業者向けカスタマーリテンションプラットフォーム「Rec…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集