注目のスタートアップ

Generative AI(生成AI)を活用した動画生成アプリを開発する「r3kt」が資金調達

company

2023年4月11日、株式会社r3ktは、資金調達を実施したことを発表しました。

r3ktは、Generative AIを活用しテキストを入力することで動画が生成されるモバイルアプリを開発しています。


Generative AI(生成AI)とは、テキストなどによる人間の指示によって、文章・画像・音などを生成するAIモデルのことです。

画像生成の領域においては、2022年7月12日、無料で利用できる画像生成AI「Midjourney」のオープンβ版が公開されたことで一部界隈で話題となり、2022年8月23日に無料の画像生成AI「Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)」、2022年10月3日に日本のアニメ・マンガ風の作画に強いAIモデル「NovelAI Diffusion」が公開されたことで国内でも利用者が増え、大きな流行となっています。

画像生成AIは絵が描けない人でも簡単に画像をつくることが可能であるため、さまざまな活用法が考えられます。たとえば、Webサイトに必要なイラストを生成したり、必要な素材をつくることなども可能となるでしょう。

また、文章においてはOpenAI社の対話式AI「ChatGPT」が大きな話題となっています。

「ChatGPT」は、質問への回答、テキストの要約、企画書・小論文の執筆、プログラミングなどさまざまなことを、自然な文章のやり取りで行うことができるAIチャットボットです。

小説(のあらすじ)や詩などを書けるといったクリエイティブな活動も行えるといった柔軟性を持っており、今後さらなる高精度化が実現されることで、ビジネスにおけるさまざまなシーンで活用され、産業に大きな変革をもたらすものになると考えられています。

すでにこうしたGenerative AIを自社サービスに組み込んだり、Generative AIをベースとしたサービスを開発・提供する事業者が増えてきており、AIサービスにおける大きな潮流となることが予測されています。

r3ktは、動画を生成するモバイルアプリの開発により、発信の民主化を目指しています。

現在YouTubeなどの動画プラットフォームは、多くの生活者にとって主流なメディアのひとつとなっています。

一方で、動画の作成・編集は専門的なスキルを必要とし、さらに時間・手間がかかるものとなっています。

近年は、AIを活用することで、動画制作・編集の負担を軽減するサービスが登場しており、市場拡大が予測されています。

r3ktの開発するアプリは、テキストから動画を生成するものであるため、今までの動画制作・編集の常識を一変させる可能性があります。

もはやAIは業務効率化だけでなく、新規事業の立ち上げにとっても重要な技術となってきました。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Generative AI r3kr アプリ モバイルアプリ 動画 株式会社 生成 生成AI 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIが会話からカルテ原稿を自動生成する診療支援ツール「medimo」を展開する「Pleap」が1.5億円調達
2025年1月28日、株式会社Pleapは、総額1億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Pleapは、医療従事者と患者の会話からAIがカルテ原稿を自動生成する診療支援ツール「medi…
東北大学発バイオテックスタートアップ「bionto」が6000万円調達
2025年9月25日、株式会社biontoは、総額6000万円の資金調達を発表しました。 biontoは、東北大学大学院工学研究科の西澤松彦教授が開発した独自の生体イオントロニクス技術を基盤技術とする…
福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」など運営の「ベター・プレイス」が5.4億円調達
2021年12月22日、株式会社ベター・プレイスは、総額5億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」の委託運営・導入支援や、福…
産業向けドローンサービスを提供する「テラドローン」が18.5億円調達
2023年1月25日、テラドローン株式会社は、18億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、世界時価総額2位のアラムコ社(サウジアラビア)のVCであるWa'edです。 また、…
インフルエンザ等感染症迅速検査デバイス開発の「ナノティス」が資金調達
2020年5月20日、ナノティス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大正製薬株式会社です。 次世代の迅速検査デバイスの研究開発を行っています。まずは、インフルエンザを対象に、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集