「宿泊施設バリアフリー化支援補助金」

subsidy

公益財団法人東京観光財団は「宿泊施設バリアフリー化支援補助金」の公募について発表しました。

車椅子使用者や障害のある方など、あらゆる人が安全かつ快適に過ごすための環境整備としてバリアフリー化に取り組む宿泊事業者に対し、施設整備等に要する経費の一部を補助します。

「補助対象施設」
東京都内において旅館業法の許可を受けて「旅館・ホテル営業」「簡易宿所営業」を行っている施設。

「補助対象経費」
バリアフリー化を推進するための、施設整備、客室整備、備品購入、実施設計及びコンサルティングに要する経費。

「補助額」

補助対象経費 延床面積1,000㎡未満の施設 延床面積1,000㎡以上の施設
補助率 補助上限額 補助率 補助上限額
(1)施設整備 4/5

3,000万円

(6,000万円)

2/3

2,500万円

(5,000万円)

(2)客室整備 3/4

4,000万円

(8,000万円)

2/3

3,500万円

(7,000万円)

4/5

4,200万円

(8,400万円)

3/4

4,000万円

(8,000万円)

9/10

4,800万円

(9,600万円)

4/5

4,200万円

(8,400万円)

(3)備品購入 4/5 320万円 2/3 270万円
(4)実施設計 4/5 100万円 2/3 90万円
(5)コンサルティング 2/3 100万円 2/3 100万円

「募集期間」
2023年4月1日(土)から2024年3月31日(日)まで。


高齢化の進展、訪日観光客の増加、障害者差別解消法の施行などにより、宿泊施設においても一層のバリアフリー化が求められています。

たとえば、改正バリアフリー法の施行により、床面積2,000㎡以上かつ客室総数50室以上の宿泊施設においては、車いす使用者用の客室は、従来の1室以上から、建築する客室総数の1%以上となるといった法律の変更もありました。

また、東京都においては「建築物バリアフリー条例」を制定し、バリアフリー法で定められている対象建築物の拡大とバリアフリー化に関する整備基準を強化しています。

近年は、さまざまな予約サイトや地図アプリなどにユーザーからの口コミが掲載されるようになってきています。

宿泊施設においてはそのサービスの質が顧客満足度につながってきます。障害のある方への配慮がされていない場合、イメージダウンにつながる口コミなどが掲載されてしまう可能性もあるため、こうしたバリアフリー化は顧客満足度向上のために重要な取り組みとなっています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金申請のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ バリアフリー ホテル 公益財団法人 助成金 宿泊施設 旅館 東京観光財団 補助金 観光
詳細はこちら

宿泊施設バリアフリー化支援補助金

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京都】第1回「設備投資緊急支援事業」 2024年問題対策に取り組む中小企業の機械設備導入を支援
東京都は、第1回「設備投資緊急支援事業」の募集を開始したことを発表しました。 働き方改革関連法の時間外労働の上限規制が本年4月から運送・物流、建設業等にも適用されることにより運送・物流、建設業界で人手…
「小規模事業者持続化補助金<災害支援枠>(第5回)」公募開始
中小企業庁は、「小規模事業者持続化補助金(第5回)」の公募要領を公開しました。 令和6年能登半島地震により、生産設備や販売拠点が大規模な損害を受け、顧客や販路の損失という状況に直面している被災地域の小…
【農林水産省】令和7年度「強い農業づくり総合支援交付金(食料システム構築支援タイプ(全国の取組))」2回目公募
2025年4月17日、農林水産省は、令和7年度「強い農業づくり総合支援交付金(食料システム構築支援タイプ(全国の取組))」の2回目公募について発表しました。 「食料システム構築計画に係る承認規程」によ…
「面的地域価値の向上・消費創出事業」補助金 2次募集が開始
中小企業庁は、令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」の2次募集を開始したことを発表しました。 コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたインバウンドの回復…
令和5年度「生分解性マルチ導入促進事業」補助金
農林水産省は、令和5年度「生分解性マルチ導入促進事業」の公募について発表しました。 グリーンな栽培体系の転換に向けたバイオマス由来を含む生分解性マルチ導入の全国展開を加速化するため、生分解性マルチ導入…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集