創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年3月6日末梢性神経障害性疼痛を対象した治療薬を開発する「AlphaNavi Pharma」が6.1億円調達

2023年3月1日、AlphaNavi Pharma株式会社は、総額約6億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
AlphaNavi Pharmaは、治療抵抗性の疼痛疾患に対する非オピオイド系鎮痛薬を社会に届ける事を目標に、2019年1月に創業したバイオベンチャー企業です。
住友ファーマ株式会社(旧:大日本住友製薬株式会社)から選択的な電位依存性ナトリウムチャネルNav1.7、Nav1.8、Nav1.9阻害剤である「ANP-230」の製造・開発・販売権のライセンスを受けています。
「ANP-230」は、米国・英国・日本において複数の第1相試験(フェーズI)を完了しており、現在は国内において小児四肢疼痛発作症を対象とした第1/2相試験を実施しています。
疼痛(とうつう)とは、医学でいう「痛み」のことです。
疼痛疾患には、なんらかの外傷・感染症などによって生じる痛みや、神経の圧迫や神経伝達の障害によって起こる痛みなどがあります。
AlphaNavi Pharmaが対象としている小児四肢疼痛発作症は、乳幼児期から発作性に手足の痛みが生じる病気であり、小学~中学時に症状が顕著となります。
痛みは非常に強く耐えがたいものであり、日常生活に支障が出ることもあります。
小児四肢疼痛発作症に帯する有効な治療法はなく、通常の鎮痛剤などで対応しているという現状となっています。
AlphaNavi Pharmaは、この小児四肢疼痛発作症を対象とした新薬を開発しています。
研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | バイオベンチャー 創薬 医療 医薬品 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年8月25日、株式会社NINZIAは、総額1億円の資金調達を発表しました。 NINZIAは、蒟蒻由来の高機能原料と独自のテクスチャエンジニアリング(食感創成)技術を提供しています。 蒟蒻の食物…
2024年7月1日、株式会社SmartHRは、総額約214億円の資金調達を実施したことを発表しました。 リード投資家は、カナダの年金基金であるオンタリオ州教職員年金基金(Ontario Teacher…
2020年12月2日、株式会社コントロールグループは、「RESERVA(レゼルバ)」において、Web会議ツール「Zoom」との連携機能を実装したことを発表しました。 「RESERVA」は、各種スクール…
2022年5月9日、イノバセル株式会社は、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 イノバセルは、切迫性・漏出性便失禁、腹圧性尿失禁を治療するための細胞治療薬の研究開発を行っています。 たっ…
2025年5月19日、株式会社ムービーズは、資金調達を発表しました。 ムービーズは、完全自動運転のロボットタクシーの実現を目指し、2024年5月に創業した金沢大学発スタートアップです。 2024年7月…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

