「地域デジタル基盤活用推進事業」 地域DXの計画策定をコンサルティング支援

subsidy

総務省は、地域におけるデジタル技術を活用した課題解決の取り組みを促進するため、「地域デジタル基盤活用推進事業」の一環として、地方公共団体などによる地域DXの計画策定をコンサルティング支援することを発表しました。

「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、地方公共団体などによるデジタル技術を活用した地域課題の取組に対し、「地域デジタル基盤活用推進事業」を通じて総合的な支援を実施します。

この事業の一環として、デジタル技術を活用して地域課題の解決に取り組みたいと考えている地方公共団体や企業・団体などを対象に、コンサルタントなどの専門家による伴走型支援を通じて、地域課題解決のためのデジタル技術の導入・運用計画の策定を支援します。

対象
デジタル技術を活用して地域課題の解決に取り組みたいと考えている、または、その関心のある地方公共団体、企業・団体など。

支援内容
地方公共団体内における予算要求、「地域デジタル基盤活用推進事業」の実証事業や補助事業、その他の国の支援への申請・提案などにもご活用いただけるような計画書の作成について、3か月程度の期間、コンサルタントなどの専門家が伴走支援します。

応募期間  
2023年2月22日(水)から2023年3月24日(金)17時まで


経済産業省は、もし国内企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

経済産業省はDXを「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義しています。

このようにDXは主に企業を対象とした取り組みなのですが、DXという考え、つまりデジタル化とデータ活用によって組織を変革するという取り組みは企業だけでなく、政府や自治体などありとあらゆる機関・組織で重要となっています。

地方自治体におけるDXは、デジタル活用により地域課題を解決すること、利便性を向上させること、デジタル活用によって業務効率化を図り、人的リソースを行政サービスの向上につなげていくことなどを目的としています。

また、地方でビジネスを展開している地元企業にとっても、地域活性化は人材の確保や収益向上などのためにも重要な取り組みであり、自治体・企業が一体となって地域課題の解決に取り組む事例も増えています。

新たなビジネスを生み出したり、事業を拡大していくには、自治体や他社との連携が必要となる場合があります。「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ デジタル田園都市国家構想 地域DX 地域デジタル基盤活用推進事業 地方DX 地方公共団体 地方自治体
詳細はこちら

地域DXの計画策定をコンサルティング支援 ―支援対象団体の一次公募を開始 ―

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

社会にあるさまざまな課題を提起し意見を投票できるSNS「Surfvote」を運営する「Polimill」が4,000万円調達
2023年4月25日、Polimill株式会社は、4,000万円以上の資金調達を実施したことを発表しました。 Polimillは、社会にあるさまざまな課題を提起し、誰もが意見を投票できるSNS「Sur…
【2023年1月18日開催】内閣官房主催「地域商社ネットワーク」第4回オンライン勉強会
内閣官房が主催する「地域商社ネットワーク」第4回オンライン勉強会が2023年1月18日(水)に開催されます。 テーマは「地方自治体・地域金融機関発の地域商社ビジネス~地域ブランディング~」です。 地域…
令和5年度「中小企業地域経済政策推進事業費補助金(地域DX促進環境整備事業)地域DX支援活動型」
経済産業省は、令和5年度「中小企業地域経済政策推進事業費補助金(地域DX促進環境整備事業)地域DX支援活動型」の補助事業者の公募について発表しました。 地域企業で取り組みが遅れているDXを強力に推進す…
「Digi田(デジでん)甲子園 2023」 募集期間8/30~10/22
内閣府は「Digi田(デジでん)甲子園 2023」の開催を発表しました。 「Digi田甲子園」とは、地方公共団体、民間企業・団体などさまざまな主体がデジタルの力を活用して地域課題の解決等に取り組む事例…
「花粉の少ない森林への転換促進対策事業」補助金
林野庁は「花粉の少ない森林への転換促進対策事業」の公募について発表しました。 花粉発生源対策を推進するための次の取り組みを支援します。 (1)効果的な花粉発生源対策の実施に向けた普及及び調査 花粉発生…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集