注目のスタートアップ

衣服生産時に排出される素材の廃棄を極小化するためのデザインシステム「Algorithmic Couture」を開発する「Synflux」が資金調達

company

2023年2月27日、Synflux株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、「京都芸術大学アートアンドビジネス1号投資事業有限責任組合(京都芸術大学 Art & Biz ファンド)」です。

また、Synfluxのサステナビリティの思想を伝えるコンテンツシリーズ「FASHION FOR THE PLANET EXTENDED」をローンチすることも併せて発表しています。

Synfluxは、衣服生産時に必然的に排出される素材の廃棄を極小化するためのデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」の開発・事業化や、アパレル・ファッション企業との新商品開発、大学や研究機関との共同研究などを展開しています。

今後、ファッション・アパレル企業との関係性をさらに強化し、Synfluxのテクノロジーの応用や協業を加速させていきます。

また、「Algorithmic Couture」をコア技術と位置づけ、製品の機能性拡張やメタバース応用など、ファッション・アパレルの包括的なデジタル化を促進するための新規技術開発や事業創出を行っていきます。


アパレル業界ではファストファッションの台頭により大量生産・大量消費のビジネスモデルが強い影響力を持っています。

しかしこのファストファッションは、余剰在庫、衣類の大量廃棄、大量の水の使用・マイクロプラスチックの排出などの環境問題、生産工程における過酷な労働などさまざまな問題を抱えています。

近年は、消費者のSDGs意識の高まりもあり、環境に負荷をかけている業界・企業・ビジネスへの批判が高まっており、アパレル業界はその中でも環境負荷の高い業界として改善が求められています。

Synfluxは、衣服製造時に排出されてしまう布の廃棄を最小限に抑えた製造や、ここの着用者にフィットした衣服の設計が可能となるデザインシステムにより、持続可能なファッションの実現を目指しています。

SDGsの推進により消費者の意識が変わっているため、以前とは市場が大きく変化しています。いくつものブルーオーシャンがあると考えられるため、市場を分析することが重要です。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SDGs アパレル サステナビリティ ファッション 削減 廃棄 持続可能性 環境 生産 素材
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ファッションレンタルサービス運営の「collEco」が7,000万円調達
2022年3月9日、collEco株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファッションレンタルサービス「collEco(コレコ)」を運営しています。 PC・スマートフ…
革新的な品種改良技術により美味しさと安定養殖を両立したハイブリッド魚を開発する「さかなドリーム」が1.9億円調達
2023年9月29日、株式会社さかなドリームは、総額1億8,750万円の資金調達を実施したことを発表しました。 さかなドリームは、最先端の品種改良技術により、美味であるものの安定的な漁獲や養殖が困難な…
GHG排出量算定・可視化クラウドサービス提供の「ゼロボード」が「東芝デジタルソリューションズ」と協業開始
2022年2月4日、株式会社ゼロボードは、東芝デジタルソリューションズ株式会社と、製造業や電力会社などの企業や自治体を対象にしたGHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化サービスの協業開始について基本合…
3Dアバターを中心としたクラウドプラットフォームを開発する「VRC」が「小学館」と「博報堂DYホールディングス」と資本業務提携
2022年5月31日、株式会社VRCは、株式会社小学館、株式会社博報堂DYホールディングスと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 VRCは、3Dアバターを中心としたクラウド型プラットフォー…
プロセスシミュレーター「assimee」などを手がける「ビットクォーク」が1.8億円調達
2024年3月6日、ビットクォーク株式会社は、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ビットクォークは、プロセスシミュレーター「assimee」や、デジタルツイン事業、ソリュー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集