注目のスタートアップ

クラウド物流管理ソリューション「MOVO」を提供する「Hacobu」が「BIPROGY」と資本業務提携

company

2023年2月27日、株式会社Hacobuは、BIPROGY株式会社と、物流・輸配送領域における協業契約を締結したことを発表しました。

また、BIPROGYグループのEmellience PartnersがHacobuの第三者割当増資を2022年11月29日に引き受け、資本提携を行ったことも発表しています。

Hacobuは、企業や自治体の物流DXを支援するクラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」として、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」や動態管理サービス「MOVO Fleet」などを提供している他、コンサルティングサービス「Hacobu Strategy(ハコブ・ストラテジー)」などを展開しています。

「MOVO」は、SaaS型の物流管理ソリューションとして、トラックを効率的に稼働させられない問題(バース管理)、トラックの手配の問題(オンライン求車)、トラックの位置を把握できない問題(動態管理)などを解決するための機能をクラウド上のプラットフォームで提供しています。

BIPROGYは、クラウドやアウトソーシングなどのサービスビジネス、コンピュータシステムやネットワークシステムの販売・賃貸、ソフトウェアの開発・販売および各種システムサービスを展開しています。

今回の提携により、BIPROGYが提供するトラック予約受付サービス「SmartTransport(スマートトランスポート)」をHacobuが譲り受け、「MOVO Berth」に統合します。

また、BIPROGYの幅広い顧客ネットワークを活かした代理店として「MOVO」の販売、HacobuのコンサルティングサービスとBIPROGYのシステムインテグレーションサービスを組み合わせた新たな価値創造なども展開していきます。


物流業界は、ドライバー不足、小口配送が増加したことによる配送効率の低下、多重下請け構造、アナログな業務などさまざまな課題を抱えています。

今後も生産年齢人口の減少が予測されており根本的な人手不足が解消されることはないと考えられるため、デジタル化や効率的な物流網の構築により省人化や効率化を実現することが必要です。

また、物流業界は「2024年問題」という大きな問題を控えています。

2024年問題とは、働き方改革関連法により、2024年度からドライバー1人あたりの時間外労働が年960時間に制限されることによって生じる各種の問題のことです。

たとえば時間外労働の制限によって、ドライバー1人が担っていた長距離輸送を見直す必要が生じ、300km以上の輸送については、鉄道・航空・船などへの転換や、中継地点を活用した中距離輸送の導入によって対応しなければなりません。

物流業界は多様で深刻な問題を複数抱えているため、スタートアップによるイノベーションが求められており、現在さまざまなスタートアップが課題解決に取り組んでいます。

さまざまな企業がデジタル化を推進する時代において企業を成長させるためには、自社に最適なテクノロジーやシステムを導入・活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BIPROGY DX Hacobu MOVO MOVO Berth SaaS SmartTransport クラウド コンサルティング トラック ハコブ ムーボ 株式会社 物流 管理 資本業務提携 配送
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京都】令和7年度「中小企業デジタルツール導入促進支援事業」【最大100万円助成】
公益財団法人東京都中小企業振興公社 令和7年度「中小企業デジタルツール導入促進支援事業」のご案内です。 デジタルツールの導入を支援します。 対象 都内中小企業者等(会社・個人事業主・中小企業団体) 支…
「コムニコ」がTwitter特化型のインフルエンサーキャスティングサービス「ツイビト」を提供開始
2022年7月25日、株式会社コムニコは、新サービス「ツイビト」の提供を開始することを発表しました。 「ツイビト」は、Twitterに特化したインフルエンサーキャスティングサービスです。 訴求したい商…
組織のデジタル技術活用を支援するコンサルティング企業「オートノマス」が5,900万円調達
2023年10月17日、株式会社オートノマスは、総額5,900万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オートノマスは、組織のデジタル技術活用を支援するコンサルティング企業です。 生産活動における…
「五常・アンド・カンパニー」が「静岡銀行」との間で5億円のソーシャルローン契約を締結
2022年6月1日、五常・アンド・カンパニー株式会社は、株式会社静岡銀行との間で5億円のソーシャルローン契約を締結したことを発表しました。 この資金はインドのグループ会社であるSATYA MicroC…
ARを使ったシューティング・バトル・ゲーム開発の「Graffity」が1億円調達
2020年1月21日、Graffity株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ARシューティング・バトル「ペチャバト」を開発・提供しています。 現在は、チーム戦を行うことが可…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集