注目のスタートアップ

農業経営者・農業者グループ向け経営管理クラウドサービス「RightARM」を展開する「テラスマイル」が「誠和」と資本提携

company

2023年2月3日、テラスマイル株式会社は、株式会社誠和と資本提携契約を締結したことを発表しました。

株式会社誠和とは、2022年7月に業務提携契約を締結しています。

テラスマイルは、農業経営者・農業者グループ向けの経営管理クラウドサービス「RightARM(ライトアーム)」、営農指導員・農業普及員向け経営可視化クラウド「RightARM for Extension」を提供しています。

「RightARM」は、営農管理システムや、センサー、農業機械などから得られたデータを一元管理し、グラフ表示などによって経営判断を支援するクラウドサービスです。

誠和は、施設園芸における総合メーカーとして、栽培にもとづく製品開発や、ソリューションの提供、人材育成などさまざま事業を展開しています。

テラスマイルは農業者向けのデータ活用サービスを展開し、誠和の営業拠点を活用してさらなる業務展開を実施します。

今後、両社の協力により栽培、労務、経営の一貫サービスの構築を目指します。


国内の農業は、少子化や後継者不足による人手不足、高齢化による生産性低下、中山間地区が多いことによる過酷な環境、近年の気候変動など、さまざまな課題を抱えています。

この課題を解決するため、農業ではテクノロジーを活用する農業であるスマート農業の取り組みが推進されています。

スマート農業の取り組みは、センサーなどのIoTを駆使した農地のリアルタイム把握・可視化や、ドローンを利用した農薬散布、ドローンや衛星から得られたデータの解析による農作物の生育・病虫害予測など多岐にわたります。

テラスマイルは、農業データを結合・可視化し、経営判断を支援する経営管理クラウドサービス「RightARM」の提供により、スマート農業を活用した儲かる農業の実現に貢献しています。

テラスマイル株式会社のコメント

このニュースを受けまして、テラスマイル株式会社 代表取締役 生駒祐一氏よりコメントが届きました。

・今回の資本提携の目的は何ですか?

農業のデジタル化とデータ活用の加速が目的となります。

弊社は全国ネットワークが浅いため、歴史があり、施設園芸分野のトッププレイヤーである誠和の力を借りました。

誠和としても、ソフトウェアやデータ活用の分野をカバーするために弊社への投資を決定したというのが目的となります。

・今後の展望を教えてください。

農業は平均年齢の比較的高い業界となります。

若い世代の農業者が就農から成長し、雇用が安定した農業経営ができる未来を見据え、3社でサービスを拡充させていきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

アグリテックは、立ち上がりまでの時間が長く、苦労されている起業家の方も多くいるかと思います。しかし、国防と社会課題の解決が欠かせない業界でもあります。

是非、チャレンジをして頂けたら幸いです!

テクノロジーの活用はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ RightARM RightARM for Extension クラウドサービス スマート農業 テラスマイル ライトアーム 可視化 施設園芸 株式会社 栽培 業務提携 経営 経営管理 経営者 資本提携 農業
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

VR酔いを軽減するVR技術「VRun System」などVRシステムの開発を手掛ける「雪雲」が3.5億円調達
2022年7月20日、株式会社雪雲は、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 雪雲は、視覚情報と脳の認識のタイムラグなどによって引き起こされるVR酔いを軽減するVR技術「VRu…
有名人に動画メッセージを依頼できる「VOM」運営の「Wunderbar」が5,000万円調達
2022年1月11日、株式会社Wunderbarは、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 有名人に動画メッセージを依頼できるエンタメギフトサービス「VOM(ヴォム)」を運営して…
全脳の画像解析・脳健康測定プログラム「MVision シリーズ」を展開する「エム」が2.15億円調達
2022年6月9日、株式会社エムは、総額2億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エムは、全脳の画像解析・脳健康測定プログラム「MVision シリーズ」を展開しています。 脳MRI…
AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供する「シルバコンパス」が2.9億円調達
2023年9月1日、株式会社シルバコンパスは、総額2億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シルバコンパスは、AI映像対話システム「Talk With」を開発・提供しています。 実在…
法人カード「UPSIDER」が電子帳簿保存法に対応
2023年6月1日、株式会社UPSIDERは、法人カード「UPSIDER」が電子帳簿保存法(電帳法)に対応したことを発表しました。 UPSIDERは、成長企業向けの法人カードサービス「UPSIDER」…

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】