注目のスタートアップ

かかりつけ医を推進するプロダクトを開発・提供する「レイヤード」が「メディパル」「FFGベンチャービジネスパートナーズ」と資本提携

company

2023年1月16日、株式会社レイヤードは、メディカル・データ・ビジョン株式会社と資本業務提携および、株式会社メディパルホールディングス、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ傘下のベンチャーキャピタルである株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズと資本提携したことを発表しました。

レイヤードは、Web問診「Symview(シムビュー)」、電話自動応答システム「Iver(アイバー)」、Web戦略サポート「Wehub(ウィーハブ)」、LINEサポート「Sairai(サイライ)」、PRM(慢性疾患管理)「Kakarite(カカリテ)」といったかかりつけ医を推進する各種プロダクトを開発・提供しています。

今回のメディパル、FFGベンチャービジネスパートナーズ(FFGV)との資本提携を通じ、レイヤードのプロダクトのクリニックへの導入をさらに加速させる予定です。

さらにメディカル・データ・ビジョン(MDV)との資本業務提携により、MDVの顧客であるDPC対象病院に「Symview」を展開し、レイヤードが保有する医療データについて、MDVのデータ利活用のノウハウを活用しながらビジネス化を目指します。

また、ふくおかフィナンシャルグループとヘルスケア×Fintechの領域で新たなビジネスの創出を目指します。


近年、患者の医療機関の選択においては、医療機関の外来機能の情報が十分に提供されていないことなどの理由により、大病院などの一部の医療機関に外来患者が集中しています。

今後国内では少子高齢化が進展し、2025年には4人に1人が75歳以上の高齢者となるため、医療機関の利用の偏りは大病院の待ち時間増加・負担増加などの問題をさらに大きくするものと考えられます。

この問題を解決するため、国内では地域医療連携体制の構築、かかりつけ医の普及などが推進されています。

かかりつけ医とは、日常生活における健康の相談から、傷病による受診、通院など、健康をサポートする医師・医療機関のことです。

主に地域に密着した町のクリニックが担うものとされています。

今後、医療機関における役割分担が明確になり、医療機関の連携が進むにつれ、町のクリニックはより多くの患者を診る必要がでてきます。その負担を軽減し、さらに患者ごとに最適な診療を提供するためにも、デジタル化が求められています。

社会課題の解決のための取り組みが推進されるに伴い、さまざまな業界でデジタル化のニーズが高まっています。医療などでは専門的な知識を求められる領域がある一方で、情報のやり取りなど以前からIT系が得意としていたものも強く求められています。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析・把握し、新たなビジネスの創造に役立つフレームワークを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ FFGベンチャービジネスパートナーズ Iver Kakarite Sairai Symview Wehub かかりつけ医 クリニック メディカル・データ・ビジョン メディパルホールディングス 医療 医療機関 株式会社 資本提携 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ノンデスク産業向けSaaS・プラットフォームを提供する「X Mile」が資金調達
2023年1月25日、X Mile株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 X Mileは、ノンデスク産業向けSaaS「ロジポケ」や、ドライバー求人専門サイト「X Work(クロスワーク)」…
地方移住支援プラットフォーム「flato」運営の「FromTo」が資金調達
2021年2月16日、株式会社FromToは、資金調達を実施したことを発表しました。 ふるさと開拓サービス「flato(ふらっと)」を運営しています。 地方で暮らす・働くを実践している人に質問・直接相…
中国動画プラットフォームへのクリエイター進出支援サービス「TouchTV」展開の「TOUCH GROUP」が資金調達
2022年6月8日、TOUCH GROUP株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 TOUCH GROUPは、中国動画プラットフォームへのクリエイター進出支援を中心としたインフルエンサーマー…
企業法務に精通した弁護士へのオンライン質問サービス「Legal Online」展開の「THE LEGAL」が約6,000万円調達
2022年6月24日、株式会社THE LEGALは、総額6,055万6,040円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、アークホールディングス株式会社、株式会社DYM、株式会社Wiz、株式…
ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」提供の「シェルパ・アンド・カンパニー」が2.6億円調達
2023年3月1日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 シェルパ・アンド・カンパニーは、ESG経営推進クラウド「SmartESG」を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集