創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年1月12日給与即時アクセスサービスを提供する「ADVASA」が資金調達

2023年1月6日、株式会社ADVASAは、資金調達を実施したことを発表しました。
ADVASAは、いつでも働いた分の給与に即時アクセスできる環境(EWA:Earned Wage Access )を、銀行口座からキャッシュレスでの受取、決済までを一気通貫で提供し、さまざまな金融サービスのプラットフォームとなる福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE(フクペ)」を展開しています。
さらに、金融機関へのOEM提供や、立替型給与即時アクセスに関する特許のライセンス許諾などのパートナーシップ戦略を展開しています。
2023年4月に予定されている賃金のデジタル払いの解禁を見据え、日本のHR事業者各社およびペイメント事業者各社とのシステム連携、OEM提供、パートナーシップ戦略を通じ、企業・従業員の双方に最適なEWA機能の開発・提供を進めていきます。
給与の支払いは、1ヶ月に1回、もしくは2週間に1回と固定されていることが基本です。
これは企業としては経理業務の負担を軽減するためのものであり、従業員も当たり前のこととして受け容れています。
一方、労働者は怪我・病気・トラブルなどで突然の出費があった場合、生活費としてお金を借り、利子を払うケースもあります。
企業と従業員の関係が良好であった場合は、給与を前借りできることもあるほか、福利厚生として従業員貸付制度がある場合はこれを利用して、通常よりも安価な金利でお金を借りることもできるでしょう。
もし働いた分の給料がいつでも受け取ることができたならば、こういった問題を減らすことができると考えられます。
そこで登場したのが給与前払いサービスです。企業には従業員の定着につながる福利厚生サービスと注目され、金融サービスとして着実に普及してきています。
米国ではEWA(Earned Wage Access)と呼ばれ、Uber、マクドナルド、ウォルマートなどの大手企業が採用しています。
さらにEWAでは給与がデジタル口座に即座に振り込まれ、キャッシュレス決済によって日々の決済で利用できるというフローが確立されています。
ADVASAは、EWA事業拡大のために重要な「立替型」の基本特許を取得し、米国・日本・シンガポール・韓国・中東・アフリカ地域まで、広範にわたる特許ポートフォリオを保持しています。
資金繰りは企業、とく創業期においては非常に重要な要素です。もし資金繰りが上手くいかなければ、黒字なのに事業を畳まなくてはならないこともあるからです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の資金繰りや、キャッシュフローを見極めるためのノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | ADVASA Earned Wage Access EWA FUKUPE OEM ライセンス 福利厚生 給与即時アクセス 金融 金融サービス |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年8月8日、株式会社AoyamaLabは、株式会社チェントロ・カミーノと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 AoyamaLabは、会員制福利厚生ショッピングサイト「SECRET M…
2024年8月8日、KAERU株式会社は、総額1億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 KAERUは、主に高齢者を対象とした、アシスタント機能・見守り機能付きのチャージ式プリペイドカー…
2023年6月15日、株式会社shoichiは、銀行融資を中心に総額14億円の資金調達を実施したことを発表しました。 shoichiは、法人在庫処分業務、アパレル・雑貨などの小売、卸、アパレル・雑貨な…
2022年10月12日、株式会社MILIZEは、「YOSHINANI(見直し)」のβ版をリリースしたことを発表しました。 「YOSHINANI(見直し)」は、無料の金融商品見直しWebサービスです。 …
2022年5月26日、株式会社ユー・エス・エスは、 Global Mobility Service株式会社と、資本業務提携を行うことについて決議したことを発表しました。 ユー・エス・エス(USS)は、…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…