注目のスタートアップ

「戸田建設」が感染症診断用AI医療機器「nodoca」を提供する「アイリス」に出資

company

2022年12月27日、戸田建設株式会社は、アイリス株式会社に出資を実施したことを発表しました。

アイリスは、感染症診断用AI医療機器「nodoca(ノドカ)」を開発・提供しています。

咽喉の画像と問診情報をAIで解析することで感染症に特徴的な所見などを検出し、インフルエンザの診断を支援する医療機器です。2022年12月1日から保険適用されています。

今後集積データを活用し、対象疾患を広げていく計画です。

インフルエンザ患者の喉には、インフルエンザ濾胞という腫れ物ができます。

これを見分けることでインフルエンザにかかっているかどうかを診断できるのですが、健康な人やただの風邪の場合であっても喉に似たような腫れがあることから、インフルエンザ濾胞の見極めは経験のある医師にしかできないことが課題となっています。

また、インフルエンザの検査では、鼻の奥や喉の粘膜を綿棒で拭って、組織・分泌液を迅速診断キットによって検査を行います。

スピーディな検査が可能であるものの、鼻の奥・喉に痛みが生じることから、患者に負担がかかることが課題となっています。

アイリスの「nodoca」は、咽頭画像のビッグデータをAIで分析し、インフルエンザ濾胞を見分けることでインフルエンザを診断するAI医療機器です。

「nodoca」は、喉を撮影するだけであるため苦痛がなく、さらにスピーディに診断できることを特徴としています。

また、アイリスはこの画像解析技術をもとに、インフルエンザ以外の感染症や疾患を検知するAI医療機器の開発を進めています。

カメラ機器は比較的安価に製造できるため、AI画像解析を活用した医療機器は今後さらに広まり、臨床現場で活用されていくと考えられます。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI nodoca アイリス インフルエンザ カメラ ノドカ 医療機器 咽喉 感染症 撮影 支援 株式会社 補助 診断 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ビジネス向けコミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供する「テイラーワークス」が大阪イノベーションハブが実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム」第15期に採択
2023年7月25日、株式会社テイラーワークスは、大阪イノベーションハブ(公益財団法人大阪産業局)が実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム(OSAP)」第15期参加企業に選定された…
行政サービスのデジタル化を展開する「グラファー」が4.5億円調達
2019年12月20日、株式会社グラファーは、総額約4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 神戸市における複数の行政デジタル化プロジェクトや、近畿エリアの複数の自治体にソリューショ…
観光特化型デジタル通貨「ルーラコイン」や「ルーラNFT」を提供する「ルーラ」が資金調達
2022年9月15日、株式会社ルーラは、資金調達を実施したことを発表しました。 ルーラは、観光特化型デジタル通貨「ルーラコイン」と「ルーラNFT」を提供しています。 「ルーラコイン」は、全国の観光地で…
BtoB企業の新たなコミュニケーション手法を提供する「9seconds」が3.2億円調達
2022年3月24日、9seconds株式会社は、総額3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 9secondsは、見込み顧客とインサイドセールスをワンクリックでつなぐクラウドサービ…
AIでマーケット・インサイトを分析「AIQ」が11億円調達
2020年3月9日、AIQ株式会社は、総額約11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 プロファイリングAIでマーケット・インサイトを分析し、LTVが高い潜在顧客の獲得を実現するサービスを提供し…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集