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テクノロジーによって衣服生産における素材の廃棄を極小化するデザインシステム「Algorithmic Couture」を開発する「Synflux」が資金調達

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2022年12月22日、Synflux株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

Synfluxは、自社サービスのR&D、アパレル・ファッション企業との新商品開発、大学や研究機関との共同研究などの事業を展開しています。

さらに、機械学習・3Dシミュレーション・アルゴリズミックデザインを活用し、衣服生産時における素材の廃棄を極小化するデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」の開発・事業化を行っています。

2022年11月4日には、THE NORTH FACEなどのブランドを擁するスポーツアパレルメーカー株式会社ゴールドウインとの共同プロジェクト「SYN-GRID(シン・グリッド)」をスタートしています。

「SYN-GRID」は、極小化された資源量で衣服の製造を可能とする新たな生産システムを探究するプロジェクトです。

また、このプロジェクトの新製品をNEUTRALWORKS.と、THE NORTH FACEで販売しています。

今回の資金は、Synfluxのテクノロジーの応用や協業のさらなる加速などに充当します。

アパレル業界ではファストファッションの台頭により大量生産・大量消費のビジネスモデルが強い影響力を持っています。

しかしこのファストファッションは、余剰在庫、衣類の大量廃棄、大量の水の使用・マイクロプラスチックの排出などの環境問題、生産工程における過酷な労働などさまざまな問題を抱えています。

また、消費者のSDGs意識の高まりもあり、環境に負荷をかけている業界・企業・ビジネスへの批判が高まっています。

たとえば、高級ファッションブランドでは、売れ残りのファッションアイテムを割引やセールなどで売ることでブランド価値が毀損されることを防ぐため、新品であったとしても廃棄処分することが常態化していました。

しかし2018年には、消費者からの強い抗議(不買運動など)を受け、処分を取りやめることを決定したブランドが出てくるなど、アパレル業界は大きな変化の時を迎えています。

Synfluxは、衣服の製造時にやむを得ず排出されてしまう素材の廃棄を限りなく最小化する生産システムの確立により、アパレル業界のサステナビリティ(持続可能性)に貢献することを目指しています。

SDGsによって消費者の意識が変わっているため、以前までとは違った市場が登場しています。いくつもブルーオーシャンがあると考えられるため、市場を分析することが重要です。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SDGs アパレル サステナビリティ ファッション 削減 廃棄 持続可能性 環境 生産 素材
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