注目のスタートアップ

食産業向けロボットサービスを手掛ける「コネクテッドロボティクス」が「寺岡精工」「三菱HCキャピタル」それぞれと資本業務提携

company

2022年12月1日、コネクテッドロボティクス株式会社は、三菱HCキャピタル株式会社、株式会社寺岡精工それぞれと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

コネクテッドロボティクスは、たこ焼きロボット、ソフトクリームロボット、そばロボットなどの飲食店向けのロボットや、盛りつけロボット「Delibot」、検品ロボットなどの食品工場向けのロボットの研究開発と販売を行っています。

三菱HCキャピタルは、経済産業省による補助事業として、屋内施設におけるロボットフレンドリーな環境構築にむけた研究開発を推進しています。

今回の提携により、コネクテッドロボティクスが開発するロボットと、三菱HCキャピタルのソリューション構築力を組み合わせ、顧客のニーズに合ったサービスモデルを構築します。

寺岡精工は、食品製造・加工において、スーパーマーケットのプロセスセンター※やコンビニベンダーを主な顧客として、包装機・高速ラベラー・食品検査装置・ラベル検査装置などを提供しています。

今回の提携により、一気通貫した食品製造ラインの自動化を目指し、さらなる生産性向上に貢献します。

飲食店・飲食産業は人手に頼る割合が高い労働集約型産業であり、国内の労働人口の減少に伴い人手不足が深刻となっている業界のひとつです。

今後、人手不足が大きく改善される見込みはないことから、飲食業界ではデジタル化による省人化・自動化のニーズが高まっています。

飲食店におけるデジタル化では、これまで電話で受け付けていた予約のネットへの転換、データを活用した需要予測と在庫・仕入れの最適化、AIを活用したシフト調整の自動化などが進んでいます。

また今後は、大きな省人化・自動化を実現するロボットの注目が高くなっていくことが予測されています。

大手飲食チェーンなどでは、配膳ロボット・調理ロボットの導入事例も見られます。将来的には小規模な店舗でも導入できるロボットも登場するでしょう。

飲食店における調理工程は複雑で柔軟な対応が求められることから、ロボットの技術要件が高い領域でもあります。そのため現在は単一の工程(焼く・揚げる・飲料品をつくるなど)に特化したロボットが目立ちます。

コネクテッドロボティクスは、たこ焼きロボット「OctoChef」や、そばロボット、ビール提供ロボット、食洗機ロボットなどを開発したという実績があります。

とくに食品は柔らかく不定形であることが多く、ロボットが取り扱うには難しい対象物が多いのですが、コネクテッドロボティクスはその点においても強みを持っています。

革新的なプロダクトの開発には戦略的な資金調達や提携・連携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ コネクテッドロボティクス フード ロボット ロボティクス 三菱HCキャピタル 寺岡精工 株式会社 機器 研究開発 製造 資本業務提携 食品 食品工場 飲食 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ14選の制度
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

自立分散システムを活用したキー(鍵)テクノロジーの「ビットキー」が32億円調達
2021年6月16日、株式会社ビットキーは、総額32億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 自律分散型システムを活用したデジタルコネクトプラットフォーム「bitkey platform」と、そ…
遠隔接客サービス「RURA」展開の「タイムリープ」が1.8億円調達
2021年3月1日、タイムリープ株式会社は、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SaaS型の遠隔接客サービス「RURA」を提供しています。 ホテル・商業施設・シェアオフィ…
データとCRMを活用したキッチンカー事業を展開する「muuve」が4,000万円調達
2021年10月12日、muuve株式会社は、4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社サムライインキュベートが運営する「Samurai Incubate Fund 6…
ネットショップ開設サービス運営の「STORES」がGoogleから資金調達 ネットショップへの集客を支援する「Googleで集客」機能を提供開始
2023年2月18日、STORES株式会社は、運営する「STORES(ストアーズ)」において「Googleで集客」を提供開始することを発表しました。 また、中小店向けのオムニチャネルサービスの開発を加…
調剤薬局向け電子薬歴システム「Musubi」提供の「カケハシ」が13億円調達
2022年2月17日、株式会社カケハシは、総額13億円の資金調達を実施したことを発表しました。 調剤薬局向け電子薬歴システム「Musubi(ムスビ)」を提供しています。 電子薬歴による業務効率化だけで…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集