注目のスタートアップ

ゲームパブリッシャーの「イザナギゲームズ」が漫画家・小説家のエージェント事業を展開する「コルク」と資本業務提携

company

2022年11月24日、株式会社イザナギゲームズは、株式会社コルクを引受先とする第三者割当増資を行い、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

イザナギゲームズは、『冤罪執行遊戯ユルキル』『デスカムトゥルー』『ワールズエンドクラブ』などのコンシューマーゲームをプロデュース・販売するパブリッシャーです。

また、2022年2月には、Webtoon事業に本格参入するため、スタジオ「ツクヨミ」を設立することを発表しています。オリジナルのWebtoon作品や他社とのコラボレーション作品を複数リリースする計画です。

コルクは、漫画家や小説家などのクリエイターのエージェント事業を展開しています。

今回のコルクとの提携により、ゲーム・Webtoonのクオリティアップにつながるようなさまざまな取り組みを共に行っていく予定です。

Webtoon(ウェブトゥーン)とは、縦長スクロール・フルカラーであることを特徴とする韓国発のデジタルコミックです。

スマートフォンの縦長の画面での閲覧に最適化した漫画(表現)で、すでに世界中で楽しまれるエンターテインメントコンテンツへと成長しています。

たとえば、世界のWebtoonの市場規模は、2021年の36億7,347万ドルから、2028年には262億1,359万ドルに達すると予測されています。地上波でドラマ化される作品も登場しています。

国内においても大手出版社のほか、漫画アプリを提供する企業などもWebtoon事業に参入しています。

ほかにスマートフォンに最適化したコンテンツとしては、TikTokなどの縦型ショート動画があります。TikTokではプロのクリエイターがつくる短いドラマが配信される取り組みも増えており、次世代のコンテンツとして注目されています。

こうしたスマートフォンに最適化したエンターテインメントコンテンツから新規IPを生み出すという取り組みが、今後どのような展開を見せていくのか注目が必要です。

他社との提携や協業は、収益を伸ばすだけでなく、新たなイノベーションにもつながるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ webtoon ウェブトゥーン エンターテインメント クリエイター ゲーム ビデオゲーム マンガ 株式会社 漫画 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

保護犬猫マッチングサイト「ペトコトお結び(OMUSUBI)」やフレッシュペットフード「ペトコトフーズ」などを展開する「PETOKOTO」が資金調達
2025年5月2日、株式会社PETOKOTOは、資金調達を発表しました。 引受先は、日本テレビと博報堂によるスタートアップ向けグロース支援会社「Spotlight」です。 PETOKOTOは、フレッシ…
建設・土木の生産支援クラウド運営の「フォトラクション」が1億円調達
2019年3月29日、株式会社フォトラクションは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 建設・土木向け生産支援クラウド「Photoruction」を運営しています。 データ整理や資料作…
デジタルサイネージのファブレスメーカー「LED TOKYO」が本田圭佑氏率いる「KSK Angel Fund」から資金調達
2023年8月4日、LED TOKYO株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、本田圭佑氏が手がける個人ファンド「KSK Angel Fund, LLC」です。 LED TOKYO…
オンラインくじプラットフォーム「RAFFLE」などを運営する「フォッグ」が3億円調達
2024年9月24日、フォッグ株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フォッグは、オンラインくじプラットフォーム「RAFFLE」や、オーディションプラットフォーム「CHEER…
ITコンサルティング会社「グラビス・アーキテクツ」が「道銀SDGs私募債」2億円を発行
2022年8月31日、グラビス・アーキテクツ株式会社は、株式会社北海道銀行を引受先とする「道銀SDGs私募債」2億円を発行したことを発表しました。 グラビス・アーキテクツは、公共公益機関と中堅中小の製…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集