注目のスタートアップ

総合PR会社「ベクトル」が自由視点映像の生成・配信サービスを展開する「MasterVisions」を連結子会社化

company

2022年11月10日、株式会社ベクトルは、MasterVisions株式会社が実施する第三者割当増資を引き受けることにより連結子会社化することを決定し、資本提携契約を締結したことを発表しました。

MasterVisionsは、スマートフォンなどで360度視聴が可能な自由視点映像の生成・配信サービスを展開しています。

スポーツ・エンターテインメントから、製造・医療現場などにおける遠隔指導・教材、記念撮影・宣材動画などで活用できます。

ベクトルはPRサービスを中核とする事業を展開しています。

グループ会社を通じてライブコマースなどを展開しており、MasterVisionsの自由視点映像サービスは、これらサービスとの連携を見込んでいます。

自由視点映像とは、それぞれ視点が異なる複数台のカメラによって対象を同時に撮影し、それをシームレスに切り替えできるようにすることで、ユーザーが360度好きなアングルで映像を視聴できるようにする映像・配信技術のことです。

今後スポーツやライブエンターテインメントで広まっていくことが予測されています。たとえば、2022年のプロ野球の一部テレビ中継でも放送されました。

従来の映像コンテンツは特定の視点の映像しか視聴することはできません。

たとえばスポーツ中継などでは、複数の映像の中から撮れ高が高いものをリアルタイムに切り替えるのですが、視聴者は別のカメラアングルの映像を望んでいることもあります。

自由視点映像は視聴者が好きなアングルで見ることが可能であるため、従来の映像配信では満たされなかったニーズを満たすことが可能です。

また、視聴者が見たいアングルを決めるためにスマートフォンなどのデバイスを操作することになるため、エンゲージメントが向上したり、くり返し視聴したりといったことも期待できます。

MasterVisionsがベクトルの子会社となることで、自由視点映像がどのように活用されていくのか注目が必要です。

動画は情報量が多いメディアとしてデジタルマーケティングにおいて注目されています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期におけるSNSやインターネットを活用したマーケティング・ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 360度画像 MasterVisions エンターテインメント サービス スポーツ ベクトル 動画 映像 株式会社 生成 自由視点映像 配信
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

抹茶マシンと茶葉を届ける抹茶ブランド「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」を展開する「World Matcha」が7億円調達
2024年1月23日、World Matcha株式会社は、米国親会社であるWorld Matcha Inc.が、500万米ドル(約7億円)の資金調達を完了したことを発表しました。 World Matc…
アルゴリズムソリューション開発などを通じ量子計算技術の社会実装を目指す「Quanmatic」が5.3億円調達
2024年9月30日、株式会社Quanmaticは、総額5億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Quanmaticは、ビジネスの数理最適化を実現するアルゴリズムソリューションの提供や…
クラウド型倉庫在庫管理システム「W3」を中心に物流のDXを推進する「ダイアログ」が5.5億円調達
2024年12月9日、株式会社ダイアログは、総額5億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、金融機関4行から総額1.3億円の融資を受け、エクイティとデット合計で6.8億円の調達を完…
不動産コンサルティング事業を展開する「霞ヶ関キャピタル」がサステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークに基づいた資金調達を実施
2023年5月31日、霞ヶ関キャピタル株式会社は、サステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークに基づいた資金調達を実施したことを発表しました。 今回の借り入れ資金は運転資金に充当されます。 霞…
食品ロスを削減するフードシェアリングサービスを運営する「ロスゼロ」が資金調達
2022年10月13日、株式会社ロスゼロは、資金調達を実施したことを発表しました。 ロスゼロは、規格外品・過剰在庫を販売するECや、未利用食材でつくるアップサイクル食品の開発、余剰在庫などの不定期・不…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集