「アクセルラボ」がIoTエンジン(IoT制御システム)「alie+」のAPI提供を開始

tool

2022年10月26日、株式会社アクセルラボは、「alie+(アリープラス)」の提供開始を発表しました。

アクセルラボは、スマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)」を提供しています。

ホームIoT機器の連携・自動化・遠隔操作を実現するスマートホーム機能、物件のオーナーと居住者との契約などを効率化するリレーション機能、家の掃除や料理代行など地域に関する生活サービスを利用できる生活サービス機能を備えています。

これら機能を一元化し、事業者と居住者双方が活用できるクラウドサービス/アプリとして提供しています。

「alie+」は、スマートホームサービス開発で培ったIoTの知見を活用したIoTエンジン(IoT制御システム)です。

開発者は「alie+」APIを利用し、IoTを活用したシステム開発をよりスピーディかつ低コストで実現できます。

提供開始時点で「alie+」のAPIで制御できる機器は、「SpaceCore」で採用する20種類以上のIoTデバイスとなります。今後、API利用者の目的に応じてIoT機器の追加を行っていく予定です。

IoT(モノのインターネット)とは、従来インターネットに接続されていなかったさまざまなモノをインターネットに接続することにより、相互に情報のやり取りを実現する仕組みのことです。

IoTを活用することで、さまざまな領域で、データの取得・分析や遠隔制御が可能となり、従来は不可能だったサービスの提供や、サービス・業務の高度化を実現できます。

たとえば、製造業における機械についているアナログな計器の遠隔監視、不動産における鍵のデジタル的な管理(スマートロック)、小売店におけるセンサーを利用した在庫管理など、さまざまな領域で活用されています。

IoTでは、現場のセンサーやIoTデバイスが取得したデータをシステムと連携する必要があります。

IoTエンジン「alie+」は、このIoTとシステムの連携を簡単に実現するものであるため、IoTを活用した開発が簡便になることが期待されます。

株式会社アクセルラボのコメント

このニュースを受けまして、株式会社アクセルラボよりコメントが届きました。

・今回の新サービスの売りは何ですか?

IoTを活用したシステムの開発や新規事業のローンチがよりスピーディーに、かつコストを抑えることができる点です。

当社は不動産事業者向けにスマートホームサービス「SpaceCore(スペースコア)」を提供し、これまで全国200社以上、18,000戸以上に導入いただきました。

新しくIoTを導入する際の機器調達・検証・サポート・設置などの業務負担は大きく、導入ハードルが高いものとなっていました。しかし、当社がこれまで培ってきた技術によって、IoT技術を活用したシステム開発や新規事業ローンチのコスト削減が見込まれます。

・今後の展望を教えてください。

これまで「SpaceCore」が対象にしていた不動産・建築業界以外にも、サービス業、農業、ペットケア、セキュリティ業界など、幅広い業界にIoTエンジン「alie+」を提供し、企業や社会の抱える課題を解決していきたいと思っています。

・読者へのメッセージをお願いします。

IoTで事業のDXを考えている企業、自治体、行政の皆様、お気軽にご相談ください!
https://www.accel-lab.com/jp/contact

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

カテゴリ 便利なサービス
関連タグ alie+ API IoT IoTエンジン SpaceCore アクセルラボ アリープラス エンジン システム スペース・コア スマートホーム 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

CRM・接客チャット「チャネルトーク」とノーコードアプリ開発プラットフォーム「Appify」が技術・業務提携
2021年10月21日、株式会社株式会社Channel Corporationは、株式会社Appify Technologiesと技術・業務提携契約を締結することを発表しました。 Channel Co…
症状検索エンジン「ユビー」やAI問診サービス「ユビーAI問診」などを提供する「Ubie」が35億円調達
2022年7月27日、Ubie株式会社は、総額35億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Ubieは、症状検索エンジン「ユビー」、AI問診サービス「ユビーAI問診」、事前Web問診サービス「ユビ…
AI解析プラットフォーム「Wisbrain」などを展開する「Ultimatrust」と「パシフィックコンサルタンツ」が資本業務提携
2023年3月30日、パシフィックコンサルタンツ株式会社と、Ultimatrust株式会社は、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Ultimatrustは、AI画像解析プラットフォーム「W…
ReactNativeやFlutterに強みを持つアプリ開発企業「インプル」が資本性ローンにより1億円調達
2023年8月24日、株式会社インプルは、日本政策金融公庫の札幌支店中小企業事業により、資本性ローン(制度名:挑戦支援資本強化特別貸付)1億円の融資を調達したことを発表しました。 インプルは、Reac…
エッジAIを開発・提供する「エイシング」が資金調達
2023年9月1日、株式会社エイシングは、資金調達を実施したことを発表しました。 エイシングは、エッジデバイスで推論を行うエッジAIの中でも、推論に加えて学習も可能であり、より省メモリなエンドポイント…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集