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クラウドソリューション事業やモビリティ事業などを展開する「クララオンライン」が資金調達

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2022年9月29日、株式会社クララオンラインは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社筑邦銀行が出資する「ちくぎん地域活性化投資事業有限責任組合」です。

クララオンラインは、クラウドソリューション事業・ビジネスコンサルティング事業や、グループ企業を通じ、シェアサイクルサービス「チャリチャリ」(neuet株式会社)、中古スポーツ自転車買取・販売「バイチャリ」(株式会社ちゃりカンパニー)、自転車の製造・貿易・物流事業(wimo株式会社)、スポーツITソリューションサービス(株式会社スポーツITソリューション)を展開しています。

「チャリチャリ」は、グループ企業のneuet株式会社を通じて提供しているシェアサイクルサービスです。

福岡市とは共同事業として、2022年5月30日時点で、約2,500台の自転車と500か所以上のポートを展開しています。

また、熊本エリアでは、「熊本市シェアサイクル実証実験事業」の共同事業者として採択され、2022年4月28日からサービスを開始しています。

2022年9月時点で展開しているエリアは、福岡、名古屋、東京、熊本です。

neuetと筑邦銀行は、2021年7月から連携を開始し、金融機関の支店への「チャリチャリ」の駐輪ポート設置に取り組んでいます。

温室効果ガス排出の削減のため、世界的にクリーンな乗り物の開発・普及が推進されています。

とくに自動車に関しては、単独での移動が多く、かつ移動距離も10km以内が中心と短距離の移動が多いため、この利用実態に即したモビリティ(乗り物)の開発・普及が求められています。

短距離の日常的な移動手段としては、すでに多くの国で自転車が利用されています。

環境意識の高い欧州では、コロナ禍による感染症対策による徒歩・自転車の奨励もあり、歩道や自転車道が整備される国も多く、急激に自転車シフトが進んでいます。

また、自転車の利便性をさらに向上させるものにシェアサイクルがあります。

シェアサイクルとは、街中に設置されたポート(自転車の貸出・返却拠点)から自転車を借り、好きなポートに返却できるサービスです。

自宅から駅への移動、駅から目的地への移動、観光地でのちょっとした移動などさまざまな移動手段として利用できます。ポートの整備が進めば、どこにいても自転車を借り、返却できるようになるため、新たな公共的な交通として注目されています。

一方で国内の道路は自動車を基本に設計されており、自転車が安全に走ることができないような道路も多くあります。

また駐輪場が足りておらず、違法駐輪・放置自転車が増えているという報道もあるため、政府・自治体などによるインフラ整備も必要となっています。

モビリティなど公共的なビジネスを展開する場合は、自治体や他社との連携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を作るためのノウハウについて詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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