注目のスタートアップ

解体工事の一括見積もりWebサービスを運営する「クラッソーネ」とプラント解体の「ベステラ」が資本業務提携

company

2022年9月9日、株式会社クラッソーネは、ベステラ株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

クラッソーネは、解体工事の一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営しています。

ベステラは、電力・製鉄・石油精製・石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を手掛けています。

今後の戦略として、プラント解体工事にデータとデジタル技術を活用し、競争優位性を確立することを目指しています。

今回の提携により、両社のノウハウ・技術を提供し合い、解体業界の施行品質向上とDX推進につなげていきます。

国内では人口減少や高齢化の進展により、空き家の数が増加しています。これを空き家問題といいます。

総務省「平成30年住宅・土地統計調査」によると、空き家は848万9,000戸(総住宅数の13.6%)であり、2013年から約30万戸増加しています。

空き家を放置すると、老朽化による倒壊、景観の悪化、放火による火災、雪や台風など自然災害による倒壊、落雪などの問題が生じます。

そのため空き家の所有者は適切に空き家を管理しなくてはならないのですが、遠くに住んでいるなど、時間やコストの問題があるため適切に管理できる人は限られています。

また、所有者が空き家の解体を望んでいても、解体は多くの人にとってははじめて経験することであるため、相場や手続きがわからないほか、思った以上にコストがかかることが判明して放置してしまうことがあります。

クラッソーネはこうした解体工事の課題を解決するため、解体工事の一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営しています。

また、解体工事は空き家だけに限りません。国内では、国内市場の縮小、グローバル化などにより産業プラントへの投資が縮小し、老朽化したプラントが増加しています。たとえばエチレンプラントに限ると、約8割が建設後40年を経過したプラントとなっています。

この老朽化した設備の刷新に伴い解体工事の需要も高まっています。

シナジーのある企業との提携・連携は、自社の事業を大きく成長させられる可能性があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、提携先を見つけるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Webサービス クラッソーネ ブランド ベステラ 株式会社 産業プラント 見積もり 解体 解体工事 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

NFTによる地方創生を推進し「ふるさと納税NFT」などを手がける「あるやうむ」が資金調達
2024年5月21日、株式会社あるやうむは、資金調達を実施したことを発表しました。 調達額は、2023年11月に発表した前回資金調達と合わせて1.17億円となりました。 あるやうむは、「ふるさと納税 …
保険営業向けクラウド型顧客・契約管理システム提供の「hokan」が2.5億円調達
2020年12月14日、株式会社hokanは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社であるSansan株式会社とは資本業務提携契約を締結したことも発表しまし…
一体型ホテルDXシステム「WASIMIL」を提供する「AZOO」が資金調達
2023年7月6日、株式会社AZOOは、資金調達を実施したことを発表しました。 AZOOは、一体型ホテルDXシステム「WASIMIL」を開発・提供しています。 直販予約エンジン、宿泊管理(PMS)、在…
溶媒の使用量削減を実現する有機合成反応技術「メカノケミカル有機合成」の社会実装を目指す「メカノクロス」が2億円調達
2024年7月26日、株式会社メカノクロスは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メカノクロスは、溶媒を極少量に削減する有機合成反応技術である「メカノケミカル有機合成」の社会実装を目指…
腸内細菌×脳波のデータ研究を軸としたヘルステック事業を展開する「ORKAホールディングス」が資金調達
2023年9月1日、ORKAホールディングス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 研究開発をはじめ、バイオマーカー検査の解析受託、ヘルスケアアプリ、フィットネスクラブ、メディアなど、健康…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集