注目のスタートアップ

「ピクシーダストテクノロジーズ」が「乃村工藝社」と資本業務提携

company

2022年9月8日、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、株式会社乃村工藝社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

ピクシーダストテクノロジーズは、現場のデジタルトランスフォーメーションや、物理世界のデジタル化、視聴触覚体験での新価値機軸の創造など、デジタルと物理世界をつなぐインターフェース領域の技術を開発・展開しています。

具体的には、抱きかかえることで音楽を光と振動で楽しめるボール型のデバイス「SOUND HUG」、音響メタマテリアル技術を応用した透明な吸音パネル「iwasemi HX-α」、Bluetooth通信を使用した高精度屋内測位システム「hackke(ハッケ)」などを展開しています。

乃村工藝社は、集客環境づくりの調査・企画・コンサルティング、デザイン・設計、制作・施工ならびに各種施設・イベントの活性化、運営管理などを行っています、

今回の提携により、ピクシーダストテクノロジーズが生み出す新たなデジタル技術を乃村工藝社が空間に導入し、体験への応用を実装していきます。

スマートフォンの普及により、多くのひとがインターネットやデジタルコンテンツに触れ、消費しています。

たとえば、国内の消費者は平均で1日に5時間をデジタルコンテンツに費やしているといいます。

一方で市場では、プロダクト・サービスの成熟に伴い、消費者のニーズがモノ消費からコト消費へと転換しているといわれています。

代表的なコト消費は、ライブエンターテインメントなどのイベントや、テーマパークなどのアトラクション施設、旅行・観光などが挙げられます。

これらはすべて身体全体で体験するものです。対して動画などのデジタルコンテンツ、つまり電子機器のユーザーインターフェースや人と人をつなぐメディアは、視覚と聴覚しか使っていません。

もし触覚・嗅覚・味覚といった感覚を伝えられれば、デジタルの世界はもっと豊かになることでしょう。

今回のピクシーダストテクノロジーズと乃村工藝社の提携により、どのような新たな体験が創出されるのか注目が必要です。

シナジーのある企業との提携・連携は、自社の事業を大きく成長させられる可能性があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、提携先を見つけるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ デジタルトランスフォーメーション デジタル化 デバイス ピクシーダストテクノロジーズ 乃村工藝社 体験 株式会社 触覚 資本業務提携 音響
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「フューチャーベンチャーキャピタル」がご当地カタログギフト「地元のギフト」などを展開する「地元カンパニー」に投資を実行
2023年3月31日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」より、株式会社地…
アスリートを支える専門人材とスポーツの仕事をつなぐ「Ascenders Partners」などを運営する「Ascenders」が資金調達
2022年7月7日、Ascenders株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Ascendersは、アスリートを支える専門人材とスポーツの仕事をつなぐプラットフォーム「Ascenders …
グローバルに活動するNEO阿波踊り集団「寶船」を運営する「アプチーズ」が資金調達
2024年6月11日、株式会社アプチーズは、資金調達を実施したことを発表しました。 アプチーズは、NEO阿波踊り集団「寶船(たからぶね)」を運営しています。 1995年に発足し、2012年に法人化した…
VR/AR領域のイベント企画・制作や新規事業開発支援などの「HIKKY」と「ビームス」がxR領域で業務提携
2020年11月19日、株式会社HIKKYは、株式会社ビームスは、業務提携契約を締結したことを発表しました。 HIKKYは、VR/AR領域において大型イベントの企画・制作・宣伝や、パートナー企業との合…
核酸医薬品の実用化を目指す「ルクサナバイオテク」が12.2億円調達
2021年12月16日、ルクサナバイオテク株式会社は、総額12億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 大阪大学で蓄積された核酸化学技術を基礎とし、安全かつ効果的な核酸医薬品の実用化を…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集