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2022年9月8日建築コンサルティング会社の「ナック」がメタバースを活用した住宅展示場を開発する「ARKLET」に出資

2022年9月7日、株式会社ナックは、株式会社ARKLETに対し、第三者割当増資を引き受け、出資したことを発表しました。
ARKLETは、仮想空間内の住宅内覧システム「Vuildee」を開発しています。
設計図から仮想空間内(メタバース)に住宅を建て、Webブラウザを通じて、PC・タブレットなどから建物内部を自由に歩き回りながら内覧(内見)できるシステムです。
常時インターネットに接続されたメタバース内に建築事業者自らが住宅を建てる仕組みにすることで、時間とコストの削減を可能にします。
ナックは、全国のビルダー・工務店に対する経営・商品・集客・営業におけるさまざまなソリューションを提供しています。
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住宅展示場とは、複数のハウスメーカーがそれぞれの強みを活かしたモデルハウスを建て、顧客にPRするための場です。
顧客は複数の住宅を比較検討でき、さらには実際の住宅を見られるため、住宅の利便性の確認や暮らしのイメージなどを固めることが可能です。
一方で、住宅展示場のモデルハウスは新製品に対応するため、5年から10年程度で建て替えが行われます。
また、土地代を抑えるために郊外で運営されることが多いのですが、それでも広大な土地が必要となることから、相応のコストがかかってきます。また、郊外にあるという特徴から、訪れることができる顧客が限られています。
ところで、近年の新築住宅や賃貸物件の内覧・内見では、VR(仮想現実)を活用したサービスの提供がはじまっています。
VR内見は、VRゴーグルやWebブラウザなどを使い、3DCGなどで構築されたバーチャルな住宅・部屋を内見できるサービス/システムです。
賃貸物件では一度に複数物件の内見を行うことが多いのですが、移動に時間がかかることがネックでした。
VR内見は移動時間を削減できるため、より多くの物件の内見が可能となります。
また、新築住宅におけるVR内見も同様のメリットがあるほか、まだ実物を建てていなくても、3Dモデルがあれば内見ができるという大きなメリットがあります。
さらにモデルハウスの場合は、建築コストが削減できるため、今後広がっていくと予測されます。
最新技術や最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。
カテゴリ | 有望企業 |
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