注目のスタートアップ

バーチャルインテリアサービスを提供する「カラーアンドデコ」が資金調達

company

2022年9月5日、株式会社カラーアンドデコは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、IDATEN Venturesです。

カラーアンドデコは、不動産会社・売買・賃貸仲介・デベロッパー・オーナー向けに、「バーチャルインテリア」や「VRバーチャルモデルルーム」を展開しています。

「バーチャルインテリア」は、空室や居住中の物件写真や360度写真に3DCGでインテリアイメージを加えるサービスです。

物件のイメージ力が向上すること、家具・インテリアがあることで物件の広さ・間取りがわかること、物件写真を送るだけで利用できることといったメリットがあります。

今回の資金は、利用者に向けたオーダーシステムの向上や、インテリアデザインスタイル開発に充当します。

不動産ポータルサイトの充実や、スマートフォンの普及もあり、多くの人がインターネットで物件を探しています。

さらに、コロナ禍によって店舗で直接物件を紹介してもらうことも減少しています。

物件探しにおいてインターネットの比重が大きくなってきた状況では、物件情報を正確に提供し、さらに魅力的に見せることが重要となっています。

一方で、不動産ポータルサイトなどでは、伝えられる情報に限りがあります。一部の物件では、より多くの情報を伝えるため360度写真を掲載している例もありますが、ほとんどは空室の写真を掲載しています。

こうした物件情報の場合、利用者は、物件の築年数・間取り・広さ・周辺環境などから選ぶしかありません。

一方で、国内の賃貸物件の空室率は長い間上昇を続けており、ここ10年はおおよそ18%前後で推移しています。

さらに、人口減少や高齢化によって空き家の数も増加が続いています。

この状況では、物件のスペック以外の部分でも顧客に訴求する必要があります。

カラーアンドデコは、物件写真に3DCGのインテリアイメージを付け加える「バーチャルインテリア」や、VRゴーグルや360度写真を活用した「VRバーチャルモデルルーム」により、実際に物件に住んだ際のイメージを可視化することで、物件の魅力を伝えるサービスを不動産会社などに提供しています。

株式会社カラーアンドデコのコメント

このニュースを受けまして、株式会社カラーアンドデコよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

弊社は[インテリア]で彩りをプラスして暮らし方をご提案し、[デジタル]の技術でよりリアルにより素早くお客様の元へご提供できるよう日頃より努めております。

その2つの軸をさらに強化し、よりお客様にご満足いただけるようサービス向上を目指して今回は資金調達を実施いたしました。

・今後の展望を教えてください。

海外では不動産選びにはインテリア付きが当たり前となっています。

また、世の中の動向も変わり家探しのデジタル化も加速しています。

これからの住まい探しは、箱選びからではなくインテリアが常にセットされている、ワクワク楽しい住まい探しの文化をカラーアンドデコが創り上げていきたいと思っております。

・読者へのメッセージをお願いします。

弊社は、ただCG制作をする制作会社ではなく、リアルな家具サイズでの配置や、経験豊富なインテリアコーディネーターによるインテリアデザインを実施の元、お客様のお悩みを解決し、カラーアンドデコならではのインテリアデザインをご提供して、不動産販売のお手伝いができるよう、人と人とのつながりも大切にしております。

いつでもご相談・お問い合わせください。

生活には住居が必要ですが、企業にはオフィスが必要となります。テレワークの普及などもあり、以前とはオフィスに対する考え方も変化してきています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、賃貸オフィスや、シェアオフィス、コワーキングスペースなどを比較し、創業期に最適なオフィス形態を明らかにしています。また、オフィス移転を考える企業に向けて「オフィス移転手帳」もお送りしています、この冊子では、オフィスの選び方や、成功するオフィス移転の方法について解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 3DCG VR インテリア インテリアデザイン オーナー カラーアンドデコ サービス バーチャル モデルルーム 不動産会社 仲介 写真 売買 家具 株式会社 物件 賃貸 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ライナフ」が遠隔からスマート・ロック/エントランスを操作・管理できる「スマートブッキング」をリニューアル
2020年5月15日、株式会社ライナフは、「スマートブッキング」をリニューアルして提供開始したことを発表しました。 「スマートブッキング」は、遠隔からスマート・ロックやスマート・エントランスを操作・管…
USVを活用した海洋ネットワークの構築を目指す「Oceanic Constellations」が12億円調達
2025年7月3日、株式会社Oceanic Constellationsは、総額12億円の資金調達を発表しました。 Oceanic Constellationsは、水上ドローン船ネットワーク「海の衛星…
生成AIやAIエージェントによる事業変革を支援する「secondz digital」が1.5億円調達
2024年11月12日、secondz digital株式会社は、約1億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 secondz digitalは、エンタープライズ企業向けに、生成AI・L…
気軽に導入・使用できるロボットハンドの実現を目指す「Thinker」が5億円調達
2025年8月8日、株式会社Thinkerは、総額5億円の資金調達を発表しました。 Thinkerは、主に製造現場などで、家電のように気軽に導入・使用できるロボットハンドの実現を目指しています。 その…
不動産テックの「GATESグループ」と画像認識プラットフォーム「AIZE」などを展開する「トリプルアイズ」が資本業務提携
2022年12月2日、株式会社トリプルアイズは、GATES GROUP株式会社と、その子会社であるGATES株式会社と、3社間で資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 トリプルアイズは、画像認…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集