注目のスタートアップ

次世代の椅子型モビリティ「TRANSELLA」(仮称)を開発する「LIFEHUB」が1.6億円調達

company

2022年8月23日、LIFEHUB株式会社は、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

次世代型の電動車椅子「TRANSELLA(トランセラ)」(仮称)を開発しています。

車椅子でありながら、歩く、立ち上がる、乗り越えるといった動作が可能な次世代モビリティです。

この動作により車椅子に乗ったままでのエスカレーターの乗り降りを可能としています。

発売開始は、2023年12月を目指しています。

今回の資金は、「TRANSELLA」の開発、広報活動に充当します。

車椅子は足などに障害を抱える人にとって日常生活に欠かせない移動手段であり、身体の一部といっても過言ではありません。

一方で、車椅子は車体が大きく、小回りもあまり利かないため、二本足で立って動くことを前提とした社会では不利益を被るケースが多数存在します。

鉄道などの公共交通機関は車椅子ユーザーであっても利用できるよう、バリアフリー設備の整備が進んでいます。

たとえば、都内のほとんどの駅では、国によって定められた基準にもとづき、車椅子ユーザーでも利用できるエレベーターが設置されています。

しかし、エレベーターは使いやすい位置に設置されているとは限りません。また商業施設などでは奥まった場所にあり、利用者も多いせいで利用に不自由が生じることがあります。

一方で、エスカレーターは使いやすい位置に設置されていることが多く混み合うことも少ないため、車椅子ユーザーでも利用するケースがあります。

しかし車椅子でのエスカレーター利用は危険があります。死者を伴う事故が発生したこともあります。

車椅子でもエスカレーターを利用できるようにする台車もありますが、介助者1名と準備が必要で、さらに後ろを向いてエスカレーターを利用することになるため若干の恐怖を感じることとなり、普及に課題を抱えています。

LIFEHUBは、こういった車椅子の解決するため、次世代の電動車椅子型モビリティ「TRANSELLA」(仮称)の開発に取り組んでいます。

「TRANSELLA」は、車体の構造によりエスカレーターに乗れるだけでなく、車体自体も自らの身体とほぼ同等であり、その場で360度旋回できるため、車椅子ユーザーをさまざまな煩わしさから開放します。

次世代のプロダクトの開発には、より豊富な資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に役立つ情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ LIFEHUB TRANSELLA モビリティ 株式会社 次世代 資金調達 車椅子 障害者 電動車いす 電動車椅子
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

名刺管理の「Sansan」が非接触でのイベント受付を可能にする無人名刺受付システム「Smart 受付」を発表
2021年6月22日、Sansan株式会社は、無人名刺受付システム「Smart 受付」を同日から提供開始したことを発表しました。 「Smart 受付」は、セミナー・展示会などのイベントにおける受付業務…
クラウド受発注プラットフォーム「CONNECT」運営の「ハイドアウトクラブ」が1.2億円調達
2019年11月22日、株式会社ハイドアウトクラブは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食・小売店向けの受発注プラットフォーム「CONNECT」を運営しています。 FA…
静岡の再生可能エネルギーを活用する新電力会社「つづくみらいエナジー」が資金調達
2021年10月4日、つづくみらいエナジー株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 静岡県の再生可能エネルギーの地産地消を通じ、静岡県の地方創生を目指す新電力会社です。 静岡産再エネ電力が使…
VR/MRライブ映像配信の「アルファコード」が4億円調達
2019年9月27日、株式会社アルファコードは、総額4億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先の1社である、NTT西日本とは、業務提携契約も締結しています。 アルファコードは、VR/MR…
ネットでサービスを売れる個人ブランド支援サービス運営の「MOSH」が8億円調達
2022年4月20日、MOSH株式会社は、総額8億円の資金調達を実施しました。 MOSHは、ネットでサービスを売れる個人ブランド支援サービス「MOSH」を運営しています。 個人の持つ技術や情報をオンラ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集