注目のスタートアップ

Web3×アニメ×メタバーススタートアップ「Yae Labs」が2,300万円調達

company

2022年7月27日、Yae Labs株式会社は、総額2,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Web3×アニメ×メタバースのスタートアップとして、2022年5月25日に設立した企業です。

人びとがアニメ×メタバースの世界で自己実現し経済的に暮らせる未来をつくることを目指しています。

今回の資金は、開発資金、人材採用に充当します。

Web3とは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットのことです。

ブロックチェーンは、P2P通信、非中央集権型、高い改竄耐性などの特徴を有しており、インターネットの基盤として実装することで、これらの特徴を備えたインターネットを実現できます。

これにより、特定の企業が個人情報を独占してしまうといったプライバシーの問題、企業の一存でユーザーの権利がコントロールされてしまうといった権利の問題など、既存のインターネットの課題を克服できます。

また、デジタルデータのコピーや改竄が不可能になるためデジタルな著作物を健全に活用できるようになります。これによりクリエイターが正しく評価されるような経済圏の構築も可能となります。

メタバースとは、より大規模で幅広い体験を提供する仮想空間(バーチャル空間)のことです。Facebookがメタバース事業に注力する姿勢を示し社名をMetaに変更したことで一気にバズワードとなりました。

メタバースはもともとSF作品のアイデアで、現実空間と同等もしくはそれ以上の体験を提供する仮想空間に3DCGなどのアバターを用いてアクセスし、生活・経済活動・ゲームなどを行ったりする大規模なオンラインの仮想空間として認識されています。

将来的には人間の脳波などを使ってメタバースにアクセスし操作を行えるようにすることで、たとえば身体に障害がある人でも身体から開放され、自由に生活したり仕事したりできるようにする、という社会基盤として実装される可能性もあります。

ブロックチェーンは、こうしたメタバース内での経済活動を実現するための技術のひとつと考えられています。

Yae Labs株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Yae Labs株式会社 代表取締役 河野麗生氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

主に人材採用のために使用します。この会社は創業段階から明確なミッションとプロジェクトの計画があります。「資金が無い・足りないこと」を理由に開発スピードを落としていてはWeb3やメタバースといった領域で生き残ることはできないため、今回資金調達を実施するに至りました。

・今後の展望を教えてください。

少なくともここ3ヶ月はひたすら集中してプロジェクト準備にあたります。今年12月〜翌年1月頃に第一弾をローンチする予定ですので、ぜひ公式Twitterのフォローをよろしくお願いします。
(英語)https://twitter.com/YaeLabs_Inc
(日本語)https://twitter.com/yoshiki_kono

・読者へのメッセージをお願いします。

ようやくスタート地点に立ったばかりの会社ですが、まだ指で数えるほどしかいない日本発・世界行のWeb3×メタバース系スタートアップとして引き続き邁進していきますのでぜひ応援のほどよろしくお願いします!

新たなビジネスの創出には資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Web3 Yae Labs アニメ アニメーション ブロックチェーン メタバース 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アウトバウンドによる新規リード獲得「makibisi」提供の「Rockets」が1億円調達
2020年3月2日、株式会社Rocketsは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アウトバウンドによる新規リード獲得を支援するサービス「makibisi」を開発・提供しています。 ター…
商談DXプラットフォーム「CEOclone」を提供する「タッチスポット」が資金調達
2024年1月11日、タッチスポット株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 タッチスポットは、商談DXプラットフォーム「CEOclone」を開発・提供しています。 「CEOclone」は、…
広告代理店事業やタレント・インフルエンサーマネジメント事業などを展開する「FOR YOU」が2.5億円調達
2025年3月25日、株式会社FOR YOUは、総額2億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 FOR YOUは、デジタル・SNS領域を中心とした広告代理店事業、タレント・インフルエンサ…
複合型ビューティーシェアサロン「SALON VILLAGE」運営の「WBP」が資金調達
2023年4月6日、株式会社WBPは、資金調達を実施したことを発表しました。 WBPは、美容従事者向け複合型ビューティーシェアサロン「SALON VILLAGE(サロンビレッジ)」を運営しています。 …
いきものコレクションアプリ「Biome」を中心に生物多様性に特化した事業を展開する「バイオーム」が3.3億円調達
2023年4月20日、株式会社バイオームは、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バイオームは、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」、生物調査専用アプリ「B…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集