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2022年6月22日脳卒中後の重度運動障害向けリハビリの実現を目指す「LIFESCAPES」が7.2億円調達

2022年6月20日、株式会社LIFESCAPESは、総額7億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
LIFESCAPESは、BMI(ブレインマシンインターフェース)技術を活用した、脳卒中後の重度運動障害向けリハビリの実現を目指しています。
開発中の医療機器は、BMIを活用したリハビリをくり返す中で、麻痺を抱える患者の生体信号から機能代償回路の活動を検出し、麻痺部に装着したロボットに代償回路の活動を反映させ、脳と麻痺部位をつなぐ神経回路の再構築を促すというものです。
今回の資金は、医療機器認証の取得と、販売活動に向けた体制構築に充当します。
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脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで発生する疾患のことです。国内では年間約29万人が発症し、そのうち約10万人が死亡し、約半数が介護を必要とする状態となってしまう重篤な疾患です。
脳卒中の後遺症として代表的な症状が片麻痺、いわゆる運動麻痺です。
身体が動きにくくなると生活に大きな支障が出てしまいます。そのため脳卒中後、麻痺の症状が出る場合は積極的にリハビリテーションを受けることが重要です。
運動麻痺の回復には3つの段階があり、もっとも機能の回復が見込める回復期は、だいたい発症後3~6か月の間とされています。
この回復期のリハビリは脳の神経ネットワークを再構築する期間ともいわれています。
LIFESCAPESは、この脳卒中の後遺症である運動麻痺のリハビリを支援するため、BMI技術を活用した医療機器を開発しています。
BMI(ブレインマシンインターフェース)とは、脳信号を計測したり、脳を刺激して脳に直接情報を伝えることを目的とした、脳とコンピューターをつなぐ技術・システムのことです。
重篤な運動麻痺に対しては現状有効な治療法はなく、LIFESCAPEが開発する医療機器は、こういった運動麻痺の治療法としても期待されています。
医療機器の開発などは豊富な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
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