自動動画編集AIを開発する「レイワセダ」が法人化

tips

2022年6月13日、レイワセダ株式会社は、2022年6月10日に法人化したことを発表しました。

レイワセダは、2019年に立ち上げたグループ「レイワセダ」が前身で、動画編集を自動化するソフトウェアを開発しています。

AIを用い動画編集における単純作業を自動化するソフトウェアです。

学生向けの人材育成プログラム「第3回WASEDA Demo Day」(2021年)では優勝しています。

今後のリリースを予定している「Ready」は、無音区間を人工知能によって識別し、自動でトリミングするソフトウェアです。

さらに、自動字幕をはじめとした、動画・音声編集に関するさまざまな自動化を実現するソフトウェアを開発していく予定です。

Googleは、2020年10月に、日本におけるYouTubeの月間ユーザー(18歳以上)が6,900万人を超えたことを発表しました。

YouTubeなどのオンライン動画メディアは、テレビと同様に日常的なメディアとして根づいており、多くのクリエイターによる動画が日々アップロードされています。

YouTubeで自作の動画を投稿するクリエイターをYouTuberといいます。

YouTuberの制作した動画では、ジェットカットと呼ばれる特徴的な編集方法をよくみかけます。

ジェットカットとは、ジェットダイスケ氏が編み出した、無音部分や間延びした部分を容赦なく切り詰めていく編集手法のことで、テンポの良い動画を制作できることからYouTuberを中心に広まっていきました。

一方で、このジェットカットは、動画編集ソフトの波形を見ながら無音部分を見つけて手作業でトリミングしたり、動画を再生しながら間延びした部分を見つけてトリミングしたりと、単純でありながら労力がかかる編集でもあります。

レイワセダが開発している「Ready」は、このジェットカットを自動化するソフトウェアで、多くのクリエイターの助けとなることが想像されます。

また動画は個人によるエンターテイメント的なものだけでなく、企業においてもマーケティングでの活用が増えてきています。動画制作を内製する企業も増えているため、動画編集を効率化するツール・サービスは今後もニーズが高まっていくことでしょう。

レイワセダ株式会社のコメント

このニュースを受けまして、レイワセダ株式会社よりコメントが届きました。

・今回の法人化の目的は何ですか?

一番の目的は事業実施の準備をするためです。今後は製品のリリースを予定しております。その他に社会での弊社の認知を上げることや、信頼性を上げることも目的としています。

・今後の展望を教えてください。

動画編集の受託制作を行いながら製品の開発を行います。これらの事業により、クリエイターが活躍できる環境を作っていきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

動画編集を外注したい方、動画編集の業務効率化を行いたい方は、お気軽に弊社HPからお問合せください。

動画はテキストや静止画よりも圧倒的な情報量を誇ります。視聴した者に短時間で多くの情報を与えられるため、Webマーケティングにおいても積極的に利用されるようになりました。累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ホームページの作成ノウハウや、ネット初心者のためのネットPR方法など詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ AI Ready ソフトウェア レイワセダ 人工知能 動画 動画編集 株式会社 法人化 自動 自動化 設立
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

長距離・重量物搭載ドローン向け動力システムを開発する「エアロディベロップジャパン」が資金調達
2023年2月1日、エアロディベロップジャパン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、クラッチメーカーの株式会社エフ・シー・シーです。 エアロディベロップジャパンは、長距離・重量…
「スパークル」が自動車業界向けIoTサービスを展開する「トライポッドワークス」に出資
2023年6月8日、スパークル株式会社は、トライポッドワークス株式会社に出資を行ったことを発表しました。 トライポッドワークスは、自動車業界向けIoTソリューション製品や、オフィスソリューション製品、…
Webサポート事業の「ヘリックス・クリエイティブ」が資金調達
2020年11月9日、ヘリックス・クリエイティブ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、トータル・プロデュース事業を展開するLiNK-UP株式会社です。 ヘリックス・クリエイテ…
お金の相談マッチングプラットフォーム「お金の健康診断」など運営の「400F」が12億円調達
2022年10月25日、株式会社400Fは、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 400Fは、お金の相談マッチングプラットフォーム「お金の健康診断」や、お金の悩み・疑問を解決するWeb…
腸内細菌×脳波のデータ研究を軸としたヘルステック事業を展開する「ORKAホールディングス」が資金調達
2023年9月1日、ORKAホールディングス株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 研究開発をはじめ、バイオマーカー検査の解析受託、ヘルスケアアプリ、フィットネスクラブ、メディアなど、健康…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集