注目のスタートアップ

クリニック・中小病院向けクラウド型電子カルテ・レセコンシステム「Henry」提供の「ヘンリー」が7.3億円調達

company

2022年6月8日、株式会社ヘンリーは、総額7億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ヘンリーは、クリニック・中小病院向けクラウド型電子カルテ・レセコンシステム「Henry(ヘンリー)」を提供しています。

マニュアルいらずで操作できる簡単な操作性や、スピーディな動作、導入が簡単なクラウド型であることなどを特徴としています。

今回の資金は、「Henry」の開発・営業・サポート体制の強化、事業拡大に合わせた採用・組織体制の強化に充当します。

レセコン(レセプトコンピューター)とは、医療機関の基幹システムとして導入されているシステムです。

主に、健康保険組合などの支払い機関への診療報酬請求を目的としたシステムですが、明細書の作成以外にも、患者の登録、受付、保険証の確認、診療内容の記録、処方箋の発行などさまざまな業務を担っています。

またレセコンは電子カルテと連携することでさまざまな業務の効率化を実現します。そのためレセコンには電子カルテが内蔵されている一体型のものと、外部の電子カルテと連携できるものの2種類があります。

もっとも使われているレセコンは、日本の最初のレセコンであるPHC(旧三洋電機)の「Medicom(メディコム)」で、そのシェアは約25%となっています。

一方で「Medicom」シリーズはかなり古いシステムであり、アップデートが重ねられているものの、使いにくいという声を多数確認できます。

また古いレセコンはほとんどがオンプレミス型であり、導入・保守・点検・更新に高いコストがかかります。

ほかにも古いレセコンは電子カルテといった新しいシステムへの対応が遅れていたり、連携面での制約があります。そういったことから、日本での電子カルテの導入率は約50%となっています。

ヘンリーは、病院の大幅な効率化を実現する電子カルテの導入率を向上させるため、使いやすく導入や更新のコストが低いクラウド型のレセコン・電子カルテ「Henry」を提供しています。

企業を成長させていくためには最新のシステムの活用が重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Henry クラウド クリニック システム ヘンリー レセコン 効率化 医療機関 基幹システム 株式会社 病院 請求 資金調達 電子カルテ
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

システム伴走型顧客獲得プラットフォーム「mycsess」運営の「YZ」が1億円調達
2022年6月6日、株式会社YZは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 YZは、システム伴走型顧客獲得プラットフォーム「mycsess(ミクセス)」を運営しています。 従業員20名以下…
訪問看護・介護の訪問スケジュールを自動作成するクラウドサービス「ZEST」などを提供する「ゼスト」が1億円調達
2024年3月12日、株式会社ゼストは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ゼストは、訪問看護・介護の訪問スケジュールを自動作成するクラウドサービス「ZEST SCHEDULE」や、訪…
創業支援など展開の「MAKOTO WILL」と事業承継プログラム「ロカビズ」運営の「Local Local」が業務提携
2020年10月15日、株式会社MAKOTO WILLは、Local Local株式会社は、業務提携したことを発表しました。 MAKOTO WILLは、地方自治体と連携した創業支援や、人材誘致・育成事…
不動産売買に特化した電子契約サービス「Release」などを展開する「GOGEN」が3億円調達
2022年12月1日、GOGEN株式会社は、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 GOGENは、不動産売買に特化した電子契約サービス「Release(レリーズ)」や、手付金が不要となる住宅購…
静岡のIT企業「サンロフト」と「PGT SOLUTIONS」が資本業務提携
2023年7月27日、PGTホールディングス株式会社は、2023年6月30日に、子会社であるPGT SOLUTIONS株式会社が、株式会社サンロフトと資本業務提携を締結したことを発表しました。 サンロ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集