創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年5月19日オフライン店舗のヒト導線データ分析ソリューション「POPS」が正式ローンチ

2022年5月18日、株式会社GRoooVEは、「POPS」を正式ローンチしたことを発表しました。
「POPS」は、オフライン店舗における高精度のヒト動線データ分析ソリューションです。
導入することで、接客活動の効果検証、店内レイアウトの改善、品出しなどの労務コストにまつわるスタッフオペレーションの改善といった、店舗運営を効率化するための指標を取得できます。
データの受け渡し方法は、「POPS-BI」「POPS-API」「POPS-ORG」の3種類を用意しているため、企業は課題・ニーズに合わせて導入形態を選び、最小限の投資で施策を開始することができます。
オフライン店舗の分析では、カメラ・センサーなどのIoT機器の設置などが必要となりますが、GRoooVEが課題の抽出から設置後の運用サポートまでを一括で請け負うことも行っています。
また、取得したデータ・数値の活用方法がわからない企業などのため、導線分析のスペシャリストの提供も行います。
—
コロナ以前から小売業ではDXの推進が課題として挙げられていました。DX推進の大きな理由としてはECの普及が挙げられます。
たとえば大手家電量販店では、消費者は店舗には商品の確認に来るだけで、ECショップで最安値のものを買うという、店舗のショールーム化(ショールーミング)が課題となっていました。
そのためオフライン店舗では、オフラインならではの施策により顧客の購買意欲をかき立て購買につなげるというということが必要となります。
最適な施策を打ち出すには、顧客が購買に至るまでのステップを可視化する必要がありますが、その可視化を実現するのが“導線分析”なのです。
導線分析では、顧客・スタッフの導線から、顧客の行動(エリア・棚の立ち寄り回数・滞在時間)、人数、性別・年齢層、入店率、購買率など様々なデータ・数値を取得することができます。
これによりデータドリブンな店舗設計を実施し、成長につなげることができます。
また近年小売業界では、オフラインとオンラインを融合させたOMO施策や、D2Cビジネスの店舗展開(ポップアップストアなど)、RaaS(Retail as a Service, 小売のサービス化)といった新たな取り組みが注目されています。
こういった施策を成功に導くためには店舗全体のデジタル化が欠かせないため、導線分析のニーズはさらに高まっていくことが予測されます。
デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
| カテゴリ | 便利なサービス |
|---|---|
| 関連タグ | IoT オフライン ソリューション データ データ分析 ローンチ 効率化 小売 小売業 店舗 株式会社 |
便利なサービスの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年1月31日、株式会社SECAI MARCHEは、総額2億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SECAI MARCHEは、東南アジアにおいて生鮮食品を取り扱うBtoB産直E…
日本スタートアップ支援協会は、「日本スタートアップ支援 1号投資事業有限責任組合」(協会ファンド)に関して、2020年9月30日(水)に、SMBCベンチャーキャピタル株式会社から出資を受けたことを発表…
2023年6月8日、フルカイテン株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フルカイテンは、在庫分析クラウド「FULL KAITEN」を開発・提供しています。 在庫効率を向上させる…
2024年12月10日、株式会社アルゴスは、資金調達を実施したことを発表しました。 アルゴスは、生活習慣病に特化したオンライン保険診療サービス「ヤックル」を提供しています。 糖尿病、高血圧、脂質異常症…
2023年2月22日、株式会社NEXTAGEは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
