注目のスタートアップ

AI・DXコンサルティング事業を展開する「NousLagus」が2,300万円調達

company

2022年5月17日、NousLagus株式会社は、総額2,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。

NousLagusは、ソリューションを発注する際に必要な社内の情報をヒアリングするための質問項目をAIが提案・サポートするサービス「キクメモ」、社内でのヒアリング結果などをもとに具体的なソリューションの要件定義をAIでサポートするサービス「デジタル要件定義さん」、AI・DXコンサルティング事業などを展開しています。

今回の資金は、既存サービスの利用促進、外部コンサルタント・社内のDX担当者の業務サポートツールの提供、データ活用における諸課題の統合的解決の促進に充当します。

これらの取り組みを通じ、AI・データに関する習熟度・理解度に関係なく、誰もが利用できる“開かれたデータ市場”の形成を目指します。

経済産業省は、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)が実現できなかった場合、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性を指摘し、これを2025年の崖と呼んでいます。

DXとは、ICTを活用し企業活動を根本的に変革することを指します。経済産業省は、デジタル技術の活用によって組織構造やビジネスモデルを根本から変革し、競争上の優位性を確立することであると定義しています。

企業によって抱えている課題やそのビジネスモデルは違うため、適切なDXを実現するためには、企業が抱えている課題を抽出・可視化し、最適なシステム・サービスなどを導入することが必要となります。

一方で、ICTは急激に発展しているため、経営陣はICTによってどのようなことをなし得るのかをすべて把握することはできません。また高度なシステム・サービスは、どのようなものであるかを把握しにくい場合もあります。

つまり、DXを実現するためには、企業の課題を抽出・可視化し、業務内容に合ったソリューションを選ぶことができるような仕組みが求められるのです。

そしてこの仕組みの多くはコンサルティングサービスとして提供されるのですが、NousLagusは「キクメモ」・「デジタル要件定義さん」といったサービスの提供によって、企業のソリューションの導入・運用・管理がスムーズに進むよう支援しています。

DXを拒むもののひとつにレガシーなシステムがありますが、創業期はなにも導入されていないまっさらな状態であるため、自分の好きなようにシステムを構築することができます。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI DX ICT NousLagus キクメモ コンサルティング デジタルトランスフォーメーション デジタル要件定義さん 導入支援 提案 株式会社 要件定義 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

血管を可視化できる光超音波3Dイメージング装置を開発する「Luxonus」が1.2億円調達
2022年5月20日、株式会社Luxonusは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Luxonusは、無被曝かつ造影剤を用いずに血管を可視化する、光超音波3Dイメージング装…
超小型衛星用の推進機を開発する「Pale Blue」が7,000万円調達
2020年10月21日、株式会社Pale Blueは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2020年4月に設立された東京大学発ベンチャーで、安全無毒で取扱い性・入手性の良い水…
HR領域に特化したAIエージェントを開発・提供する「elu」が1.1億円調達
2025年5月13日、elu株式会社は、総額1億1000万円の資金調達を発表しました。 eluは、HR領域に特化したAIエージェント「elu(エル)」を開発・提供しています。 企業ごとの文化・戦略・人…
再生可能エネルギーの導入・ 調達コンサルティングなどを手がける「クリーンエナジーコネクト」が資金調達
2024年4月4日、株式会社クリーンエナジーコネクトは、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、累計調達額は409億円となりました。 クリーンエナジーコネクトは、脱炭素経営企業、R…
細胞の品質管理技術を手がける「Quastella」が資金調達
2023年10月19日、株式会社Quastellaは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、愛知県のディープテック推進事業「Aichi Deeptech Launchpad」のアクセラレーショ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集