AI自動翻訳「ヤラクゼン」がクラウドストレージの「Box」と連携し「ヤラクゼン for Box」を提供開始

tool

2022年5月6日、八楽株式会社は、提供する「ヤラクゼン」において、株式会社Box Japanが提供する「Box」と連携し、新サービス「ヤラクゼン for Box」の提供を開始することを発表しました。

「ヤラクゼン」は、ファイルをドラッグアンドドロップする、もしくは、テキストを入力して言語を選ぶだけで、AIによる自動翻訳を行うサービスです。

また、自動翻訳した文章は、自分で編集できるほか、翻訳会社に見積もり・注文することもできます。

形式としては、Word、Excel、Powerpoint、PDF、CSV、HTML、TXT、APIに対応しています。

今回の「ヤラクゼン for Box」は、Box Japanが提供するクラウドストレージサービス「Box」の指定フォルダにアップロードするだけで、翻訳ファイルを自動生成するというサービスです。

これによりクラウドストレージ内のセキュアな環境からファイルを取りだすことなく自動翻訳を行い、生成された翻訳ファイルをそのまま共有することが可能となります。

AI技術の進展により、自動翻訳の精度も大幅に向上しています。これまでは精度の問題でビジネスなどで使うには難がありましたが、現在では多少手を加えることで問題なく使用できる程度にまでなっています。

そのため自動翻訳を活用している組織も多くなってきていますが、無料で利用できる自動翻訳(Google翻訳やDeepL翻訳)などにビジネス文書をアップロードする際はセキュリティの問題があります。

自動翻訳にかける際には他企業にデータを渡すことになってしまうため、ビジネスで使用する際には送信した文書がサーバーに保存されないPro版の使用や、その他のビジネス向けのセキュリティに配慮した自動翻訳サービスを使用することが肝心です。

「ヤラクゼン」は、アカウントごとに翻訳データを個別管理し、データ通信の暗号化・バックアップなどのセキュリティ対策を行うことで、企業が安心して自動翻訳を活用できるようにしています。

また、今回の「ヤラクゼン for Box」の提供により、クラウドストレージ内での自動翻訳という業務効率化と、さらに強固なセキュリティの構築を実現しています。

八楽株式会社のコメント

このニュースを受けまして、八楽株式会社よりコメントが届きました。

・今回の新サービスの売りは何ですか?

Boxにアップロードするだけで、自動的に翻訳文が生成されます。
煩雑なファイルアップロード・ダウンロードの工程を省くことが可能です。
また、Boxのセキュアな環境を維持したままAI翻訳を実行、ファイル共有も容易に行うことができます。

・今後の展望を教えてください。

グローバル化が進むにつれて、各企業における翻訳業務の量も増加しています。
企業内翻訳業務の効率化、また生産性向上を実現できるよう今後も邁進してまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

ヤラクゼン for Boxでは、翻訳したいファイルをBoxにアップロードするだけで自動的に翻訳文が生成されます。
大量の翻訳に困っている方、翻訳の手間を軽減させたい方等いらっしゃいましたら、ぜひ弊社にお問い合わせください。

海外市場は非常に大きな市場であるため、参入することで利益の向上を見込めます。「冊子版創業手帳」では、海外展開の始め方のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 便利なサービス
関連タグ AI Box クラウド ヤラクゼン ヤラクゼン for Box 八楽 株式会社 翻訳 自動翻訳
詳細はこちら

AI自動翻訳「ヤラクゼン」がクラウドストレージサービス「Box」と連携し、「ヤラクゼン for Box」の提供開始

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

わさびの自動栽培に取り組む「NEXTAGE」が資金調達
2022年7月21日、株式会社NEXTAGEは、資金調達を実施したことを発表しました。 NEXTAGEは、2019年からわさび促成栽培技術の開発と自動栽培の実現に向けた実証試験に取り組んでいます。 屋…
デザインとテクノロジーの力を駆使した新規事業共創を手がける「80&Company」が5,000万円調達
2023年7月13日、株式会社80&Companyは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 80&Companyは、エンジニア・デザイナー・マーケターなど各領域のプロフェッショナルが…
法人向けファイナンスアプリ「BlueBank」を提供する「Scheeme」が3億円調達
2023年7月5日、Scheeme株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Scheemeは、法人向けファイナンスアプリ「BlueBank(ブルーバンク)」を提供しています。 …
法人在庫処分業を展開する「shoichi」が14億円調達
2023年6月15日、株式会社shoichiは、銀行融資を中心に総額14億円の資金調達を実施したことを発表しました。 shoichiは、法人在庫処分業務、アパレル・雑貨などの小売、卸、アパレル・雑貨な…
「トランスコスモス」がAIにより文書のデータ化を自動化するAI OCR「SmartRead」などを提供する「Cogent Labs」と資本業務提携
2023年5月15日、トランスコスモス株式会社は、株式会社Cogent Labsと、資本・業務提携を締結したことを発表しました。 Cogent Labsは、AIにより文書のデータ化を自動化するAI O…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集