注目のスタートアップ

内視鏡の画像診断支援AIを開発する「AIメディカルサービス」が80億円調達

company

2022年4月26日、株式会社AIメディカルサービスは、総額80億円の資金調達を実施したことを発表しました。

がん関連病変の内視鏡検査で、専門医の診断を支援するAIシステムを開発しています。

2022年4月現在研究開発中のAIシステムは、過去に学習したデータを活用し、内視鏡の臨床現場において画像解析による診断の支援を行うというものです。

引受先の1社であるソフトバンクグループの協力を得て、内視鏡AIを全世界に展開します。

今回の資金は、グローバル事業の加速化、全世界の内視鏡室とAIを連携するクラウドプラットフォームの構築に充当します。

日本国内の死因の第1位はがんで、1981年からずっとトップの死因となっています。

また、2020年にがんで亡くなった人は約37.8万人で、死亡総数の27.6%を占めています。このがんによる年間死亡者数のうち、約30%が消化管のがんとなっています。

消化管のがんには主に、食道がん、胃がん、大腸がんがあります。いずれも初期の段階では自覚症状がほとんどなく、早期発見が難しいがんの1種です。一方で、大多数のがんは早期に発見できればほとんどが完治できるため、早期発見の重要性が叫ばれています。

内視鏡検査は消化管のがんを早期に確定診断できる唯一の検査です。しかし、消化管は複雑な形状をしており、撮影された画像から病変がほとんど視認できないケースがあり、ベテランの内視鏡専門医でもがんの兆候を見逃してしまうことがあります。

この課題を解決するため、AIメディカルサービスは内視鏡の画像診断支援AIを開発しています。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AIメディカルサービス がん 内視鏡 内視鏡検査 医療 専門医 支援 早期発見 株式会社 検査 画像 画像解析 研究開発 臨床現場 診断 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

IT・デジタル領域でクリエイティブやデジタル・マーケティング事業を展開する「monomode」が資金調達
2020年11月2日、株式会社monomodeは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社北海道二十一世紀総合研究所が運営する「北洋SDGs推進ファンド(北洋SDGs推進投資事業有限…
運動療法クラウドシステムを提供する「リハサク」が1.5億円調達
2023年8月9日、株式会社リハサクは、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リハサクは、運動療法クラウドシステム「リハサク」を開発・提供しています。 理学療法士や柔道整復…
次世代型不動産エージェントファーム「TERASS」が10億円調達
2022年7月27日、株式会社TERASSは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代型不動産エージェントファーム「Terass」、エージェント提案型家探しサイト「Terass O…
習慣化アプリ「みんチャレ」を手がける「エーテンラボ」が資金調達
2024年1月22日、エーテンラボ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回のA2ラウンドでの調達額は、合計4億4,000万円となります エーテンラボは、習慣化アプリ「みんチャレ」を開発…
太陽光発電システムの第三者所有サービス「シェアでんき」運営の「シェアリングエネルギー」が40億円調達
2022年4月8日、株式会社シェアリングエネルギーは、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。 シェアリングエネルギーは、太陽光発電システムの第三者所有サービス「シェアでんき」を提供してい…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集