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2022年4月14日ブロックチェーン事業展開の「HashPort」が音声コミュニティ運営の「ナナメウエ」とIEO支援に関するパートナーシップ契約を締結

2022年4月13日、株式会社HashPortは、株式会社ナナメウエと、日本国内でのIEO(Initial Exchange Offering)実現に向けたパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。
HashPortは、ブロックチェーンプロダクト・暗号資産の信頼性についてのシステム監査・新規取扱暗号資産のコンサルティングなどを行うトークンアーキテクト事業、エンタープライズウォレット「Fressetsウォレット」の提供、子会社の株式会社HashPaletteを通じたNFTを発行・管理・流通させるためのプラットフォームの提供など、ブロックチェーン関連の事業を展開しています。
ナナメウエは、同世代と趣味でつながる音声コミュニティ「Yay!」を展開しています。今後、「Yay!」のコミュニティ上にトークンエコノミーを形成し、インセンティブ構造を構築することで、利用者がサービス運営に直接関与できる居場所として構築することを目指しています。
今回の契約は、ナナメウエが将来発行するトークンのIEO(暗号資産取引所が主体となってプロジェクト審査およびトークンの販売を行うトークンを活用した資金調達)の推進を支援するというものです。
HashPortは、今回のナナメウエとの提携をモデルケースに、これまでの知見をパートナー企業にすべて公開し、日本におけるWeb3.0の普及を推進していく考えです。
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近年はブロックチェーン技術の登場により、民主的なコミュニティを構築する動きが活発化しています。これまで活動をしていてもお金が流通することがなかった分野においても、ブロックチェーンを活用してトークンエコノミーを構築することで、個人の活動が適切に評価される仕組みを実現することができると考えられています。
一方で、ナナメウエは暗号資産は投機的な側面が強く、コミュニティの基盤として利用するには不安があると考えています。そのため、まずユーザーが日常的に使いたいと思えるコミュニティを形成しバーチャルでの活動を豊かにすることで、暗号資産を保有してもいいと思えるようなものにする必要があると考えています。
ナナメウエが運営する「Yay!」でのトークンエコノミーの構築はこうした考えにもとづいています。新規暗号通貨取扱申請のアドバイザーとして多数の実績があるHashPortの支援もあるため、ナナメウエの考えるトークンエコノミーの構築がどのような道を歩んでいくのか注目が必要です。
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