注目のスタートアップ

ブロックチェーン事業展開の「HashPort」が音声コミュニティ運営の「ナナメウエ」とIEO支援に関するパートナーシップ契約を締結

company

2022年4月13日、株式会社HashPortは、株式会社ナナメウエと、日本国内でのIEO(Initial Exchange Offering)実現に向けたパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。

HashPortは、ブロックチェーンプロダクト・暗号資産の信頼性についてのシステム監査・新規取扱暗号資産のコンサルティングなどを行うトークンアーキテクト事業、エンタープライズウォレット「Fressetsウォレット」の提供、子会社の株式会社HashPaletteを通じたNFTを発行・管理・流通させるためのプラットフォームの提供など、ブロックチェーン関連の事業を展開しています。

ナナメウエは、同世代と趣味でつながる音声コミュニティ「Yay!」を展開しています。今後、「Yay!」のコミュニティ上にトークンエコノミーを形成し、インセンティブ構造を構築することで、利用者がサービス運営に直接関与できる居場所として構築することを目指しています。

今回の契約は、ナナメウエが将来発行するトークンのIEO(暗号資産取引所が主体となってプロジェクト審査およびトークンの販売を行うトークンを活用した資金調達)の推進を支援するというものです。

HashPortは、今回のナナメウエとの提携をモデルケースに、これまでの知見をパートナー企業にすべて公開し、日本におけるWeb3.0の普及を推進していく考えです。

近年はブロックチェーン技術の登場により、民主的なコミュニティを構築する動きが活発化しています。これまで活動をしていてもお金が流通することがなかった分野においても、ブロックチェーンを活用してトークンエコノミーを構築することで、個人の活動が適切に評価される仕組みを実現することができると考えられています。

一方で、ナナメウエは暗号資産は投機的な側面が強く、コミュニティの基盤として利用するには不安があると考えています。そのため、まずユーザーが日常的に使いたいと思えるコミュニティを形成しバーチャルでの活動を豊かにすることで、暗号資産を保有してもいいと思えるようなものにする必要があると考えています。

ナナメウエが運営する「Yay!」でのトークンエコノミーの構築はこうした考えにもとづいています。新規暗号通貨取扱申請のアドバイザーとして多数の実績があるHashPortの支援もあるため、ナナメウエの考えるトークンエコノミーの構築がどのような道を歩んでいくのか注目が必要です。

他社との提携や協業は、収益を伸ばすだけでなく、新たなイノベーションにもつながるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ HashPalette HashPort ICO IOE NFT Web3.0 コミュニティ トークン ナナメウエ ブロックチェーン 暗号資産 株式会社 音声 音声SNS
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

小規模分散型水循環システムを開発する「WOTA」が資金調達
2023年3月24日、WOTA株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 WOTAは、持ち運べる水再生プラント「WOTA BOX」・水循環型手洗いスタンド「WOSH」の提供や、小規模分散型水循…
クラウド・オフィス「RISA」運営の「OPSION」がクラウドソーシングの「クラウドワークス」と資本業務提携
2020年10月26日、株式会社OPSIONは、株式会社クラウドワークスと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 OPSIONは、バーチャル空間上のオフィス「RISA」を運営しています。 クラ…
マンガアプリ「GANMA!」やデジタルアニメスタジオ「Qzil.la」などを展開する「コミックスマート」が28億円調達
2024年8月6日、コミックスマート株式会社は、総額28億円の資金調達を実施したことを発表しました。 コミックスマートは、マンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」や、デジタルアニメスタジオ「Qzil.l…
超低消費電力を実現するAI・コンピューティング技術の実用化を目指す「TwinSense」が1億円調達
2024年9月26日、TwinSense株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 TwinSenseは、より人の脳に近いSNN(スパイキングニューラルネットワーク)を実用化するための…
家庭のエネルギー利用を最適化するIoT製品などを手がける「Nature」が資金調達
2024年6月27日、Nature株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、2024年2月から実施しているシリーズDラウンドの資金調達の合計額は、約12.2億円となりまし…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集